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紙の本
日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサー (平凡社新書)
著者 佐高 信 (著),森 功 (著)
「カルト宗教」統一教会、「闇の帝王」許永中、国家を動かす「国商」葛西敬之、「総利権化」の権化・竹中平蔵…。稀代の論客2人が、伝説のフィクサーから統一教会問題まで、「闇の領...
日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサー (平凡社新書)
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商品説明
「カルト宗教」統一教会、「闇の帝王」許永中、国家を動かす「国商」葛西敬之、「総利権化」の権化・竹中平蔵…。稀代の論客2人が、伝説のフィクサーから統一教会問題まで、「闇の領域」を語り尽くす。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の政官財の裏側で蠢く怪物たち。「カルト宗教」統一教会、「闇の帝王」許永中、国家を動かす「国商」葛西敬之、ロッキード事件で暗躍した児玉誉士夫や小佐野賢治、そして「総利権化」の権化、竹中平蔵……。この社会の裏側に巣食うのはだれか。稀代の論客2人が伝説のフィクサーから統一教会問題までを語り尽くす!
《目次》
はじめに 佐高信
序章 統一教会と創価学会
第1章 「闇社会の帝王」許永中
第2章 国家を支配する「フィクサー」葛西敬之
第3章 中曽根康弘と田中角栄の宿縁
第4章 竹中平蔵と「総利権化」の構造
おわりに 森功
本書に登場する「怪物」たち(一部、登場順)
統一教会 創価学会 岸信介 笹川良一 児玉誉士夫 今井尚哉 許永中 田中森一 福本邦雄 柳川次郎 小西邦彦 堤清二 稲盛和夫 安岡正篤 佐藤茂 真部俊生 伊藤寿永光 葛西敬之 瀬島龍三 杉田和博 竹中平蔵 幸福の科学 宮内義彦 滝久雄 前野徹 荒井三ノ進 太刀川恒夫 徳間康快 渡邉恒雄 佐藤正忠 キッシンジャー 小佐野賢治 武井保雄 四元義隆 野田一夫 南部靖之 木村剛 中江滋樹
《著者紹介》
●佐高信
1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。評論家。高校教師、経済誌編集長を経て執筆活動に入る。著書に『逆命利君』『城山三郎の昭和』『総理大臣 菅義偉の大罪』『田中角栄伝説』『石原莞爾 その虚飾』『池田大作と宮本顕治』、共著に『安倍「壊憲」を撃つ』『自民党という病』『官僚と国家』など多数。現在『佐高信評伝選』(全7巻)が刊行中。
●森功
1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業。伊勢新聞社、テーミス社、『週刊新潮』編集部などを経て、フリーランスのノンフィクション作家となる。『悪だくみ 「 加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞。著書に『許永中 日本の闇を背負い続けた男』『サラリーマン政商 宮内義彦の光と影』『腐った翼 JAL 消滅への11年』『日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈』『国商 最後のフィクサー 葛西敬之』など多数。
【商品解説】
バブル期の経済事件の主役、時の政権と結びつく財界人、裏社会の住人などを俎上にあげ、時を騒がせたスキャンダルの深層を語り合う。【本の内容】
目次
- はじめに 佐高信
- 序章 統一教会と創価学会
- 第1章 「闇社会の帝王」許永中
- 第2章 国家を支配する「フィクサー」葛西敬之
- 第3章 中曽根康弘と田中角栄の宿縁
- 第4章 竹中平蔵と「総利権化」の構造
- おわりに 森功
- ☆本書に登場する「怪物」たち(一部、登場順)
- 統一教会 創価学会 岸信介 笹川良一 児玉誉士夫 今井尚哉 許永中 田中森一 福本邦雄 柳川次郎 小西邦彦 堤清二 稲盛和夫 安岡正篤 佐藤茂 真部俊生 伊藤寿永光 葛西敬之 瀬島龍三 杉田和博 竹中平蔵 幸福の科学 宮内義彦 滝久雄 前野徹 荒井三ノ進 太刀川恒夫 徳間康快 渡邉恒雄 佐藤正忠 キッシンジャー 小佐野賢治 武井保雄 四元義隆 野田一夫 南部靖之 木村剛 中江滋樹
著者紹介
佐高 信
- 略歴
- 〈佐高信〉山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。評論家。
〈森功〉福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業。ノンフィクション作家。「悪だくみ」で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞。
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紙の本
コネタにこそ、その人の人品骨相は顕れる
2023/07/01 01:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの読者にとっては既知の事実なのかも知れないが、評者にとっては初耳の話が多く。読み始めたら止まらなくなり、一気読み。面白い、というと表現はよろしくないが、政治ゴシップ好き(評者のような)にはたまらない一冊であるとともに、過去より連綿と続く有象無象の悪の系譜とネットワークが近時、日本をますますダメにしていることを実感。さて、これからどうするか。それは私たちひとりびとりの行蔵にかかっている。
(国鉄分割民営化は)「国労つぶし、そして社会党つぶしという明らかな権力側の意図です。これは中曽根康弘がはっきり明言しているわけですね。」(93頁、佐高、なお、ロッキード事件の黒幕としての中曽根につき、141頁、149頁、159頁及び163頁を参照)
「一応、フィクサーとしての瀬島には興味があるから、何か私の本をあげた。でも、それをどこかの古本屋に流されたんです。・・・ 私の読者がそれを手紙で知らせてよこした。「瀬島の野郎」と思ったことがありました。」(102頁、佐高)
「リニアは東芝の技術を使うんです。つまり、葛西は東芝を救済したいんです。リニア計画は東芝救済策でもある。」(114頁、森)
「「日立消防隊」というのがあって、三つの赤字を消すと言うんです。」(117頁、佐高、それは「赤字」「アカ」「火事」である由)
「ひどい話なのが、リニアは地下に潜るから、地下から上がってくる時間を考えると、これまでと大して変わらないという。」(120頁、佐高)
「国鉄を分割民営化したことによって ・・・ 人々の頭から公という観念が奪われた。」(118頁、佐高)
「角栄が竹下のことを、「県議上がりは首相になれない」と言ったわけだけど、やはり利権、それもセコい利権のにおいと切れない人が多いんです。」(123頁、佐高)
「ただ、藤波という政治家はカネに関しては汚かったらしいですよ。」(164頁、森)
「小佐野は旧伯爵令嬢の堀田英子と結婚したんですよね。」「僕は小佐野夫人の英子を描こうと思ったことがあって、いっとき取材しました。」(161頁、佐高・森、なお、堀田英子は「野獣に蹂躙された絶世の美女」と言われていたようですが、写真を見たら大したことなし。にしても、この本は読んでみたい・・・)
「民営化とか自由化と言うけれども、結局のところ、利権化ということなんだよね。・・・ 特区という客観的なものではなく、特権区なんですよね。」(206頁、佐高)
佐高信氏についてはいろいろおっしゃる方々も多いと認識しているが、これだけの経験と蓄積を有している言論人はそうそう(あるいは、もはや)いないのではないか。(私は好きである。)森功氏ともども、ますますの活躍を祈りたい。(既刊の著作に披歴済みなのであろうが、直近の「3ジジ放談」で佐高氏が、「江戸城は誰が造ったのかという質問に、太田道灌と答えてためらいのないのが司馬遼太郎、大工と左官と答えて笑わないのが藤沢周平、労働組合の幹部がリーダーづらして司馬のファンだと云うのは、すごく気に入らない」と云っていたが、蓋し名言である。)
紙の本
上げたり下げたり
2023/07/30 17:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、辛口評論家の佐高信とノンフィクション作家の森功の対談であり、「統一教会と創価学会」、「闇社会の帝王、許永中」、「国家を支配するフィクサー葛西敬之」などの5章構成で、30以上の団体・人物が登場する。この対談における上げたり下げたりの人物評(下げが圧倒的に多い)には異論も当然あるだろうが、対談者が取材のなかで知り得たエピソードは、興味深いものがある。その一部を紹介する。◆統一教会の信者にとって、宗教活動(?)の募金活動などに比べると、選挙運動はずっと楽。断られることに慣れているから、断られても、全然、めげない。◆バブル期を象徴する住友銀行の磯田一郎と住友不動産のカリスマと言われた安藤太郎を雑誌で批判した際、佐高は安藤に呼ばれ「よくやった」と言われた。自分も批判されているにもかかわらず、磯田のことがよほど憎かったんでしょう。◆バブル期の住友銀行に嫌気がさして、高野山に出家したエリート住銀マン。◆石原慎太郎がそれまでさんざん批判してきた田中角栄を書いた『天才』についての中曽根康弘のコメント。「これで慎太郎は作家としても終わった。政治家としてはもともと終わっている。政治家は右顧左眄してもいい。わたしも風見鶏だ。しかし芸術家が自分の信条にそむいたら終わりだ」。この対談で、中曽根を上げたり下げたりしているが、たしかに中曽根に何かしらの凄みがあるのも事実。◆国鉄民営化の際、作家の内橋克人と佐高は雑誌で、国労の山崎委員長と鼎談を行った。<もうケツに火が付いているのに、どこか呑気なんだ。まだ大丈夫だみたいな話をする。終わった後、内橋さんと帰りにあいつら何やってるんだと、ガックリした。だから山崎と葛西(敬之)と比べると、覚悟だけですでに勝負あったという感じがする。そういう意味では、葛西は大したもんと言えば大したもんですね。凄まじい覚悟と緊張感をもって民営化を推進していたことは確かです。>
紙の本
闇を垣間見る
2023/07/16 15:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
政権や大物政治家と言われる人物に取り入り正論や改革と言っていて実は裏で自分の考えや利権に絡みつく人物。それらの人を政商・国商・フィクサーと言うのだろう。昭和から今までに起こった事件の闇や裏側で動いていた人物を総括している評論家とジャーナリスト。読んでいるうちに闇の世界の深さや渦巻くものに気持ち悪さをも覚えた。改革と称する事が起きるとき、ただ流れに身を任せるのではなく立ち止まって疑問を持つ姿勢の大切さを感じた。