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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2022/03/24
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/312p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-332642-7

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紙の本

あの胸が岬のように遠かった 河野裕子との青春

著者 永田 和宏 (著)

熱く、性急で、誠実でありたくて、傷つけあった−。未公開日記と手紙300通から初めて明かされる、歌人夫婦・河野裕子と永田和宏の蒼き愛の物語。『波』連載を改題し単行本化。【「...

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あの胸が岬のように遠かった 河野裕子との青春

税込 1,870 17pt

あの胸が岬のように遠かった―河野裕子との青春―

税込 1,870 17pt

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商品説明

熱く、性急で、誠実でありたくて、傷つけあった−。未公開日記と手紙300通から初めて明かされる、歌人夫婦・河野裕子と永田和宏の蒼き愛の物語。『波』連載を改題し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

熱く、性急で、誠実ゆえに傷つけあった――。「知らぬまま逝つてしまつた きみを捨て死なうとしたこと死にそこねたこと」「わたくしはあなたにふさはしかつたのか そのために書き、書き継ぎてなほ」――。妻が遺した日記と手紙300通を見つけた夫が初めて明かす、若き日の出会いと命がけの愛の物語。【商品解説】

著者紹介

永田 和宏

略歴
〈永田和宏〉1947年滋賀県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。同大学名誉教授。京都産業大名誉教授。歌人・細胞生物学者。読売文学賞など受賞。紫綬褒章受章。著書に「置行堀」など。

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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.3

評価内訳

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  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

わたしを攫って行つて呉れぬか

2022/05/06 06:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

学者としての研究の道か、文学者としての歌人の道か、それに結婚を誓う恋人がいて、自殺未遂を為すほどに悩んだ青春期、それでもその時代を辿ろうと歌人で細胞生物学者の確固とした地位を築いた永田和宏氏が決断したのは、2010年8月に乳がんで亡くなった妻で歌人の河野裕子さんが残した青春期の日記と手紙があったからだ。
 亡くなった人とはいえ、個人的な日記を読み、そしてそのことを文章にする。
 そのことに「強い困難と逡巡」があったことを、永田氏は「はじめに」で綴っている。
 しかし、二人の長い交際のあと結婚に至るまでの日々を描くことで、永田氏は歌人河野裕子の青春だけでなく、自身のそれをも描き切っている。

 互いの高名な歌人として生きた二人にとって、時にぶつかり、時に慰め合ってきた長い時間の果てに、すでに亡くなった妻がまるでこの世界に舞い戻って、ともに自分たちの青春の、美しく、悲しく、切ない時間を、永田氏の執筆を支えてきたような気さえする。

 河野さんは1946年生まれ、永田氏は1947年生まれ、そんな二人が出会い、邂逅した青春期はまさに学生運動が盛んな時期であった。
 そんな中、河野さんは二人の男性への思いに悩み、歌を詠み続ける。永田氏は自身の将来への方向に悩み、歌を詠んでいく。
 おそらくここに記された青春期は決して特異なものではないだろう。
 きっと多くの若者の心情にシンクロするだろう。それゆえに、この書はこれからの青春期の一冊として読み継がれていくような気がする。

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2022/12/10 10:55

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2022/06/27 22:56

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2022/06/16 19:29

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2023/01/03 05:44

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2022/08/29 14:43

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2022/09/25 23:50

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2022/10/12 14:52

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2022/12/12 13:24

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2022/12/12 16:14

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2023/11/11 16:05

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2023/07/18 10:54

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2023/07/29 11:41

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2024/03/18 10:47

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