商品説明
二〇二〇年一〇月一日,時の首相・菅義偉は,日本学術会議から新会員として推薦を受けた一〇五名のうち六名の任命を拒否した.この民主主義や法から学問のあり方にまで禍根を残した事件から一年半.しかし,いまだ問題は終わっていない.日本社会の矛盾に直面した当事者六名が,その背景と本質を問う.
目次
- はじめに(岩波新書編集部)
- 1 学術会議会員任命拒否問題の歴史的な意味(岡田正則)
- 1 日本学術会議の設置と任命拒否に至る経緯
- 2 任命拒否の違憲性と違法性
- 3 首相による任命拒否理由の説明
- 4 問題の背景
- 直接的な背景
- 日本特有の事情
- 各国に共通の事情
- 5 問題の深層
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時の政権が権力に胡坐をかいているとしか思えない
2024/02/23 10:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
菅義偉首相の学術会議任命拒否事件については知っていたが、そんなに深くは知らなかった。また、妙な事やっとるなという感じだった。ここには任命拒否された6人の書いたものが収められている。ようやくこの事件が前代未聞なことであると理解できた。そしてその後の展開もありえない。権力に胡坐をかいているとしか思えない。最悪である。
「只読み」総理の起こした一問題
2023/03/17 18:33
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
岸田政権の一つ前の政権の任期中に
起きた事件としてヮそれなりの反響を
呼んだ出来事について、当事者だった
研究者を含む論者らが論じている本です。
出版意図ヮ理解できるのだけれど、
いかんせん世に出るのが遅過ぎたのでヮ。
ガリレオ裁判
2022/05/27 16:03
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学問の自由と独立を侵した政治介入に対し、透明性や説明責任を求める日本学術会議問題。民主主義と政治の問題として提起されているが、政治は説明責任を果たしているだろうか。