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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発売日:2022/07/11
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/218p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:978-4-06-528473-5
読割 50
紙の本
おにのまつり
著者 天川 栄人 (著)
【児童ペン賞少年小説賞(第9回)】岡山の夏の風物詩、うらじゃ。中3のあさひは、先生からコーチ役を頼まれ、同級生4人の“問題児”とともに「鬼の祭り」うらじゃに参加することに...
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商品説明
【児童ペン賞少年小説賞(第9回)】岡山の夏の風物詩、うらじゃ。中3のあさひは、先生からコーチ役を頼まれ、同級生4人の“問題児”とともに「鬼の祭り」うらじゃに参加することに。練習を重ねるうち、5人は理解し合い…。5人の中学生たちの心の解放の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
毎年8月に岡山で行われる、よさこいの一種「うらじゃ」。コーチ役として地域の踊り連への参加を頼まれた中3の由良あさひは、学校では関わることのなかった“問題児”ばかりの4人の同級生と出会う。踊りの練習を重ね、温羅(うら)伝説について知るうち、5人は少しずつ理解し合い、それぞれの抱えるトラウマを乗り越えていく--。
〈第9回児童ペン賞「少年小説賞」受賞〉
あさのあつこ氏、推薦コメント
うらじゃの熱気と五つの若い魂の熱がぴたりと重なり、読みながら心が震えっぱなしでした。
夏が始まる。うらじゃが始まる。熱い物語が幕を開ける。
小学上級・中学から
【商品解説】
収録作品一覧
うらじゃプロジェクト | 5−46 | |
---|---|---|
甘い果実 | 47−91 | |
雉も鳴かずば | 92−132 |
著者紹介
天川 栄人
- 略歴
- 〈天川栄人〉岡山県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。著書に「ノベルダムと本の虫」「あやかし協定」「毒舌執事とシンデレラ」など。
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面白かったです
2024/02/18 11:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
進学点が足りない問題児救済策「うらじゃプロジェクト」にコーチ役として参加する事になった中学3年のあさひ。
うらじゃは岡山の鬼の祭り。化粧を施して踊るお祭りです。
参加メンバーは…保健室登校の女の子、金髪の不良、容姿が綺麗すぎるのとキツい性格でクラスに馴染めない女の子など、曲者揃い。
うらじゃをきっかけに仲良くなっていく様子が、それぞれが抱える屈託と共に各メンバーの視点で描かれます。
その書き方は瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」を思い出しました。
現実的には一緒に踊ったからといってそうそう仲良くはなれんだろうとは思うけれど、皆んなが繋がっていくのを読むのが楽しかったです。
ただ、金髪少年ららの章は読んでてしんどかった。おばあちゃん?も孫の様子を見てご飯足りなさそうとか気づかないものかな。
最後は上向きそうな雰囲気でホッとした(ご都合的かなとは思ったけれど、児童書でキツい展開は読みたくないからよかったのかも)。
うらじゃ以外では学校でもお互い知らんふりという事なので、祭りが終わったらもう集まる事もないのだろうか。そう考えると少し寂しいです。
岡山には一時住んだ事ありますが、こんなお祭りがあったのは知らなかったので興味深く読めました。
祭りの起源になった鬼、「温羅(うら)」について調べるくだりも面白かった。
うらじゃ祭りや鳴子神事を観に岡山に行きたくなりました。