生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷
著者 岡西 政典
すべての生物学の土台となる学問こそが、分類学だ!なぜ、我々は「ものを分けたがる」のか?人類の本能から生まれた分類学の始まりは紀元前。アリストテレスからリンネ、ダーウィン…...
生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷
08/15まで通常1,100円
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商品説明
すべての生物学の土台となる学問こそが、分類学だ!
なぜ、我々は「ものを分けたがる」のか?
人類の本能から生まれた分類学の始まりは紀元前。
アリストテレスからリンネ、ダーウィン……と数々の生物学の巨人たちが築いてきた学問は、
分子系統解析の登場によって大きな進歩を遂げている。
生物を分け、名前を付けるだけではない。
分類学は、生命進化や地球環境の変遷までを見通せる可能性を秘めている。
生命溢れるこの世界の「見え方」が変わる一冊!
地球上で年間1万種もの生物が絶滅しているという。
その多くは、人類に認識すらされる前に姿を消していっている。
つまり私たちは、まだこの地球のことをこれっぽっちも分かっていない。
それどころか、「分かっていないことすらも分かっていない」のである。
だが、分類学を学ぶことで、この地球の見え方は確実に変わる。
奇妙な海洋生物・クモヒトデに魅せられ、
分類学に取りつかれた若き分類学者が描き出す、新しい分類学の世界。
◆主な内容
プロローグ 分類学者の日常
第1章 「分ける」とはどういうことか ~分類学、はじめの一歩
第2章 分類学のはじまり ~人は分けたがる生き物である
第3章 分類学のキホンをおさえる ~二名法、記載、命名規約とは?
第4章 何を基準に種を「分ける」のか? ~分類学の大問題
第5章 最新分類学はこんなにすごい ~分子系統解析の登場と分類学者の使命
第6章 生物を分けると見えてくること ~分類学で世界が変わる
エピローグ 分類学の未来
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分類学
2024/01/22 19:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
生物を種ごとに分類する分類学について歴史、学名の付け方、種の分け方、分類学の意義とさまざまな観点から語られており面白い。
分類学というもの、著者の分類学のスタンスがよくわかる。
2022/09/24 11:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テヅルモヅルの研究者の書く「分類学入門」。
著者自身の「分類学から何が分かるか」の自答から生まれたような内容だった。
分類学の歴史や種類、分子系統学による今後の方向など、様々な「分類学」を書きながら、著者が自分の研究の進め方を再確認していく。
生き物の分類の基礎は「種」。本書でも「種」というもの自体をどう定義するかも当然語られる。時代の、手法の変化とともに種の考え方も変化してきている。当然「種の数が増えた、減った」という論議の根底もどんどん変わっているわけだ。
著者は分類学者の仕事は「世界パズルのピースを提供すること、と書く。
定義も変化し「種」自体も変化していく中で「種」を基礎に世界を分かろうとする分類学者。それでも「世界を分かりたい」分類学者の努力は続く。いや、分類学者でなくても人間は「分けたがる」「分かりたがる」ものといってもいいのかもしれない。
分類学というもの、著者の分類学のスタンスがよくわかる一冊だった。