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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/08/09
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/388p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391581-4
紙の本
音楽が鳴りやんだら
著者 高橋 弘希 (著)
天賦の作詞作曲の才に恵まれた福田葵。バンドのデビューのために幼馴染を外すことを選ぶ。その瞬間から音楽の神は葵にますます愛を注ぎ、あるいは天罰を下す。『文學界』連載に全面的...
音楽が鳴りやんだら
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商品説明
天賦の作詞作曲の才に恵まれた福田葵。バンドのデビューのために幼馴染を外すことを選ぶ。その瞬間から音楽の神は葵にますます愛を注ぎ、あるいは天罰を下す。『文學界』連載に全面的な訂正をほどこして単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
作詞・作曲の天賦の才に恵まれた、福田葵。彼が幼馴染と組んだバンド「Thursday Night Music Club」・通称サーズデイが、とうとう大手レコード会社の目に留まった。デビューの条件は、ベーシストを入れ替えること。
「君には音楽の才がある。代償を恐れて自分で才能の芽を潰すことは、音楽への裏切りにもならないか」
プロデューサーの中田の言葉を受け入れ、メジャーデビューを決断した葵は次第に変貌し――。
芥川賞作家の新境地、圧巻のバンド小説。
【商品解説】
著者紹介
高橋 弘希
- 略歴
- 〈高橋弘希〉「指の骨」で新潮新人賞、「日曜日の人々」で野間文芸新人賞、「送り火」で芥川賞受賞。
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僕の音楽は破滅へ向かうのか
2022/10/15 11:18
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロックは麻薬、酒、女、行き着くところは死。
ミュージシャンを志す若者たちがバンドを結成しメジャーデビューを目指す。
チャンスを掴むときには残酷な決断が訪れる。
葵のバンドもまずは啓介のベースが切られる。
メンバーを変えたサーズデイはデビューして駆け上がるように頂点を目指す。
ノンフィクションを読んでいるように淡々と語られるサーズデイの軌跡。
しかし葵の様子がおかしい。
そこからは今までとガラと変わって、狂気、闇、暴力、破滅
言葉が溢れかえるような文章は読みづらいが、スピード感を増した物語が読むものを惹きつける。
難解な表現やコアな知識が多く読むのが辛いのが難点。
芥川賞作家らしいと言えばらしいが、もう少し娯楽度の高い作品を読みたいものだ。