運命と偽りの花嫁【電子特別版】
著者 水川綺夜子(著者) , Ciel(イラスト)
北国の王子・アムリタは美貌と聡明さからアルファだと期待されていたが、のちにオメガだと判明する。オメガは奴隷同然の身。アムリタは父王により地下牢に繋がれる。一方、砂漠の国で...
運命と偽りの花嫁【電子特別版】
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商品説明
北国の王子・アムリタは美貌と聡明さからアルファだと期待されていたが、のちにオメガだと判明する。オメガは奴隷同然の身。アムリタは父王により地下牢に繋がれる。一方、砂漠の国ではアルファの若き覇王・イルが妃となるオメガを探していた。宣託に従い北国を訪れたイルは、一目でアムリタこそ運命の相手だと理解する。だが長年の幽閉でオメガの嗅覚を失ったアムリタは求婚を拒絶する。イルは「君に尽くそう」とアムリタを庇護するが、父王はアムリタに非情な命令を下しており・・・?【電子特別版】水川綺夜子先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!
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読み応え◯
2022/09/26 16:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
見ない作家さんだなと思ったらデビュー作だそうですね。ボロボロに泣きました。見事なハッピーエンドで本当によかった…
伏線回収が気持ち良い
2022/09/26 16:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kiiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎年ルビー文庫さんの新人賞作品を買って読んでるが、これは近年で1番面白かった!
オメガバース作品は流行もあってたくさんあるけど、ここまで展開で飽きさせなかった作品は久しぶりでは?というほど。一気に完読。
特に受けが賢く、健気でかわいい。攻めは文句なしのスパダリです。魔法っぽい設定にはちょっとびっくりしたけど、説明がわかりやすくて良い。展開に勢いがある分、もっとじっくり描写してほしかった気もする…けど面白かったので良しとします。
砂漠の王と北国の王子
2023/05/09 12:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
砂漠の大国の王が地下牢で奴隷同然に虐げられていた北国の小国の王子を運命の花嫁として連れ帰る。北国の父王から残酷な命令を受けた王子でオメガの受けが心を開くまで辛抱強く受け止めるアルファの攻め王。
攻めに惹かれながらも逃れられない運命を呪う受け。オメガバースだけどバース性をフォーカスしていないでそれ以外の部分で話が進むのが良い。
読んでいる間中残酷な父王への怒りに満ちていたが面白くて一気に読んでしまった。
「忘れるな、アムリタ。お前は、偽りの花嫁なのだ」本文より。
2023/03/19 22:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
アラビアンなオメガバースものです。
ネタバレがあります。
●砂漠の商業国家イスラッド国の18歳になるα王攻め・イルサラーブ(通称イル)
● 大陸の北にある山岳国家トルギスタン国の22歳Ω王子受け・アムリタ
●アムリタの10歳になったばかり異母弟・ユナ
●イスラッド国の武官長でイルの護衛役・シャリーフ
●暗殺未遂に遭い昏睡状態の先王でイルの実兄・アルスラーン
トルギスタン国はオメガを忌避する国で、それは聡明で将来を期待されていた王子アムリタも例外ではありませんでした。性分化でオメガとなったアムリタは宮廷医だった母と身分を失い、暴力をふるわれ地下牢に幽閉される日々を送ることに。
そんなある日、砂漠の貿易大国イスラッドの王がやって来て、アムリタを助けてくれました。なんでもトルギスタン王家に『運命のオメガ』がいるという自国の巫女のお告げに従いやって来たそうですが・・・
運命に絶望し虐げられていた王子が、はるばる熱砂の国から嫁取りに来た年下の王に助け出されつがいになるお話です。
『魔脈』、『神の霊薬』といったアラビアン・ナイトのようなファンタジー要素がちりばめられ、父王の残酷な命令と夢と恋に揺れるアムリタ、そんなアムリタをはがゆく見守るイルが対照的に書かれています。
アムリタが夢を叶え幸せになる展開に泣かされました。短剣のくだりは、どうなることかと・・・それもこれも、年下王様攻めのおかげだね!
Ciel先生のフェロモンむんむんなイラストも必見です。
読み終えてから改めて読み返すと、冒頭のまだアムリタが地下牢にいたシーンでアムリタが独白したことが現実になるとは。