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紙の本
京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男 (幻冬舎文庫)
著者 花房 観音 (著)
歴史と情念、ミステリアスな京都の横顔は、山村美紗の小説とドラマ化された作品からきていると言っても過言ではない。京都に住み、京都の女を描き続ける花房観音が、京都に住み、京都...
京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男 (幻冬舎文庫)
京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男
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商品説明
歴史と情念、ミステリアスな京都の横顔は、山村美紗の小説とドラマ化された作品からきていると言っても過言ではない。京都に住み、京都の女を描き続ける花房観音が、京都に住み、京都を描き続けた作家・山村美紗の生涯に迫る。〔西日本出版社 2020年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
一九九六年、日本で一番本が売れた年、帝国ホテルで執筆中に山村美紗が亡くなった。二〇〇冊以上の本を出しベストセラー作家と持て囃された〝ミステリの女王〟。華やかな活躍の陰で「文学賞を獲りたい」という強烈な劣等感を抱いていたこと、公然の秘密と噂された作家との関係や夫の存在など、秘められた謎は多い。文壇のタブーに挑むノンフィクション。【商品解説】
著者紹介
花房 観音
- 略歴
- 一九七一年兵庫県生まれ。京都女子大学中退後、映画会社や旅行会社の勤務を経て二〇一〇年「花祀り」で第一回団鬼六賞を受賞しデビュー。京女たちの生と性を描いた『女の庭』が話題に。その他に『色仏』『うかれ女島』『ヘイケイ日記』など著書多数。
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紙の本
単行本で読んで文庫も購入
2022/10/24 18:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本が出たとき、衝撃を受けたものだ。
山村美紗の死後、何度もバラエティネタやドラマで、謎として描かれた西村京太郎氏との2人の関係を、第三者である作家花房さんがちゃんと夫に取材して書いているのだから!
山村巍という夫がいて、松本清張と出会い、西村京太郎とは長年に亘る関係を続けた、まさに女王。
結局、本当のところは本人たちにしか分からないが、山村美紗の女王たるゆえん、山村美紗が西村京太郎氏にしたアドバイス…
なるほどと思わせる内容は多く、保存版として文庫も購入。しかし単行本出版後、いろいろあったようだ。
ミステリー出版界のタブーだっただけに、なかったことにされたり、批判されたり。
西村京太郎氏も亡くなった。
単行本にはない、その後が書かれた末尾の一章が大変興味深い。
花房さんも心不全で倒れていたなんて!
ともかく、山村美紗サスペンス、西村京太郎トラベルミステリーなど、2時間ドラマを見てきた者には、読む価値ありの一冊。
電子書籍
執念と執着が行動の源だった人
2023/02/26 16:59
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
賞を取りたくて、頑張った女性作家。
凄みを帯びた執念で、作品を生み出していたことがよくわかった。
醜さを認めない生き汚さを感じて、読後感悪い。
紙の本
亡くなった後もミステリアス
2023/03/19 20:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫が描いた山村美紗の絵が載っていますが、この絵の前を通って夜中にトイレに行くのは無理そうな何とも言えない迫力です。夫と「同志」西村京太郎のその後も偶然というにはあまりにもミステリアスで驚きました。野次馬根性で読み始めましたが、今では本屋で山村美紗の本が売っていないことなど色々と考えさせられましたし、改めて不世出のミステリアス作家だったのだと感じました。
紙の本
文壇タブー
2023/04/02 09:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
山村美紗と西村京太郎は隣同士で住んで事実婚のような関係と思っていました。ところが、道路隔てた向かいにマンション住まいの夫が存在していたとは!一体何が起きていたのか?今まで明らかにされなかった「文壇タブー」を夫等の協力で明らかにしています。タブーの真相は理解しましたが、一方の当事者である西村京太郎の言い分との食い違いについての言及はなされず、モヤモヤも残りました。それにしても書店では、もはや山村美紗の本は手に入らないとのこと。没後20年以上経過すると、ベストセラー作家でも本屋から消えることに驚きました。