- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/11/18
- 出版社: ベレ出版
- サイズ:21cm/255p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86064-709-4
読割 50
紙の本
「毒と薬」のことが一冊でまるごとわかる
著者 齋藤 勝裕 (著)
無数の人の命を奪ってきた「毒」と、無数の人の病気や怪我を治癒してきた「薬」。一見相反する「毒と薬」がどのような関係にあるのか注目しながら、毒と薬の科学を解説。未来の医薬品...
「毒と薬」のことが一冊でまるごとわかる
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商品説明
無数の人の命を奪ってきた「毒」と、無数の人の病気や怪我を治癒してきた「薬」。一見相反する「毒と薬」がどのような関係にあるのか注目しながら、毒と薬の科学を解説。未来の医薬品候補についても考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
毒が人の健康、命を奪うものである一方、薬は人を怪我や病気の苦しみから救ってくれるものです。しかし昔から「薬と毒は匙加減」というように、毒と薬の違いは簡単に言えば使用料の違いにあります。多くの医薬品は、少量を使うから薬になるのであり、大量に使えば副作用で人の命を奪うことになります。毒と薬は化学的な目で見れば、多くの場合、同じ化学物質と言えるのです。
本書では、植物、動物、鉱物等、多くの天然物に含まれる毒成分を明らかにし、毒物がどのような作用によって人の健康を害し、命を縮めるか、また、それが薬として利用されることはあるのか、あるとしたらどのような効用があるのかも解説していきます。
目次
第1章 毒と薬はどう違うのか?
第2章 毒か薬か、それが問題だ!
第3章 毒は如何にして人を殺すのか?
第4章 植物・菌類のもつ毒性と薬性
第5章 動物のもつ毒性と薬性
第6章 化学物質のもつ毒性と薬性
第7章 麻薬・覚せい剤の毒性とはどのようなものか
第8章 天然物から生まれた医薬品
第9章 化学合成薬は人為的に作られた医薬品
第10章 ヒトを救う「未来の医薬品」の候補たち【商品解説】
目次
- 第1章 毒と薬はどう違うのか?
- 1-1 病気・怪我との戦いから生まれた「薬」―薬の歴史
- 1-2 なぜ、人類は「毒」を求めたのか?―毒の歴史
- 1-3 毒と薬は“匙加減”で決まる―毒物の目安
- 1-4 毒と薬の強さの目安は?―統計的方法
- 第2章 毒か薬か、それが問題だ!
- 2-1 毒が薬にもなる「毒の副作用」?―サリドマイド事件
- 2-2 キノホルムにも「毒の副作用」?―スモン病
- 2-3 薬害とはどのような害なのか?―C型肝炎、薬害エイズ、ヤコブ病
著者紹介
齋藤 勝裕
- 略歴
- 〈齋藤勝裕〉東北大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋工業大学名誉教授。理学博士。専門は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。著書に「「化学の歴史」が一冊でまるごとわかる」など。
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毒&薬
2023/04/25 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毒の種類からそもそもなぜ毒はきくのかというメカニズムまで、毒の何たるか、そして毒と薬が表裏一体であるといった事実が解説されています。悪名高いサリドマイドが薬にもなりうるという説明は驚きでした。しかし、エピソードがダブる箇所が何ヵ所かあった感じが。