最後に題名の意味が分かる
2023/02/04 17:00
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投稿者:ぴょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名に惹かれて購入。
お恥ずかしながら作者さんの名前どちらも知らずでした。
袋とじがあったりとしてワクワク度増し増し。
中編小説2つ。
どちらも面白い謎でした。
そして最後に、
競作の意味を知ってますますすごいとなった。
お二人の作者さんの小説も読んでみたいです。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あなた」って、そういうことだったのか。
二つの作品を読み終えるまで、全く気付かなかった。
テーマとカ言葉縛りはよくあるけど、ネタの交換だったとは。
執筆の過程まで含めてとことん楽しめる
2023/06/28 07:05
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投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
新鋭の若手作家2名による競作本。お互いにミステリの「謎の部分」を挑戦状として用意し、相手がプロット及び「解答」で応える。「館モノ」としての本格風味な阿津川氏の作風、とかくエモーショナルな斜線堂氏の作風と、それぞれの持ち味が存分に発揮されており豪華かつ遊び心にも満ちた1冊でした。2編共に満足度が高いのですが、巻末にある「競作執筆日記」がまた面白い。こんな楽しい企画、他の作家でもやってみて欲しい。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとも興味をそそられるタイトルです。ひと昔前の、いわゆる推理小説、では、エラリー・クイーンや、高木彬光などがやっていた読者への挑戦、かなと。しかし、これは、二人のミステリー作家の共演みたいな……。これ、タイトルが悪くないですか?
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阿津川辰海×斜線堂有紀の競作「あなたへの挑戦状」。なんて豪華な競作なんだろう。
作家それぞれが自分では解けないが最高に面白い謎を互いに用意し挑戦する。
読者への挑戦状と思って読んでいたから読み終えた最後にこれが明らかになって、これはすごい!面白い!と改めて思いました。
お互いに自分の得意とする物語の構成にきちんと謎を落とし込んで尚且つ面白い極上の物語を完成させる。
本当にすごいしワクワクする読書体験をさせてもらいました - ̗̀( ˶'ᵕ'˶)b
最後におふたりの競作執筆日記が書かれているのも嬉しい
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1話目は、現実離れした建物、密室、エピグラフ、ダイイングメッセージなど本格ミステリの要素が満載で楽しむことができた。
探偵の使い方も斬新で、さすが阿津川氏という驚きがあった。
2話目も面白い話ではあったが正直そこまでの興奮はなく…。
それぞれが独立した話であったことや、タイトルから期待したような展開でなかったこともあり、やや拍子抜けで、トータルとしてはあまり好みではなかった。
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2人の著者による短編ミステリー!
一方は密室トリック、もう一方は人物の人生観をエクストリームしながら事件に至った想いを考える。
とても面白かったです。
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斜線堂有紀先生と阿津川辰海先生のお互いへの挑戦状へのアンサー中編小説
面白い、確かに面白いんだが、
どうしてもしっくりこない箇所が両方に一つずつあった
1.阿津川辰海先生は館ものに挑戦
純粋な館ものとして堪能。
ただ1点、それズルくない。飛び道具だわと思う箇所があった。
ネタバレになるのでどこかは言わないが、僕と同じ感想を持つ人はいるはず。
でも、基本的な仕掛けは好きで、
やっぱ館ものの醍醐味は、その特殊な形態のカラクリよなと満足
2.斜線堂有紀先生は、なぜ殺人を犯した後、その部屋で眠りについたのか?へアンサー
これは話が面白くてサクサク楽しく読んだけど、肝心な挑戦へのアンサーが
「ちょっとそれ弱いわ」
とがっかりした。
作品は面白かったし、試みとしては面白いんだけど、この形式じゃないほうが
2人共もっと良い作品が書けるんじゃないかと思ってしまった。
企画として成功できていなかったと思ったので、
ちょっと厳しめで★3つとしました。
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読みやすかったけれど、すごい難題を提示してもらえるかと思って読み始めたので拍子抜けしてしまった。
『ありふれた眠り』の兄弟ドラマはよくある兄妹って感じすきだった。
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今、人気の推理作家が共作!?やだ、面白そう。と思って手に取りました。
阿津川先生は昨年からハマって何冊か読んで(好きな作家さんになりつつ)、斜線堂先生は今年絶対読むと決めている(そして絶対好きになる予感)と理想的なペア。しかも一冊にまとまってる。読みやすい。このお二人を選ばれた編集部、そして快諾された先生方には感謝申し上げたい。面白い企画、面白い本をありがとうございます。
テーマもそれぞれがHOWとHWYと分かれていて興味深い。もう面白い。どちらかといえば…と好みはあるものの、大満足です♪
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今、超推しのミステリー作家2名による中編アンソロジー 執筆日記も激アツの一冊 #あなたへの挑戦状
【レビュー】
いやー、人気作家の競作なんて激アツですね。ものすごい勢いで買ってきました。
阿津川先生は、今年新作をどれだけ出すんですか。
どれも決して生半可な出来でなく、重厚感たっぷりの作品ばかり。しかも一般の仕事もされていて、読書量も鬼多い。実は阿津川先生は二人だったりします?
斜線堂先生も大好きな作家で、いつも新作はチェックさせていただいています。本作も期待たっぷりで読ませていただきました。
あなたへの挑戦状をテーマにしたアンソロジーということで、お二人の作者の色もしっかりでた良作となっています。
■水槽城の殺人/阿津川辰海
ザ・本格ミステリーです。タイトルのとおり館モノ。いろんな仕掛けをしやがったな、という感想です。
推しどころとしては、中編ながらも登場人物たちの描写が優れている部分。
背景やら性格やらの落とし込みができていて、しっかり重みのある作品になってます。
熟考されたトリックも、まぁ流石ですよ。
久しぶりにトンデモ館の本格を読みましたが、めっちゃ面白かったです。
■ありふれた眠り/斜線堂有紀
二十歳前後の兄妹ふたりのミステリー。
二人が育ってきた成長過程、価値観、性格のズレと、微妙に想い合う兄妹愛を的確に描写できている、切なくも優しい気持ちになれる作品です。
色んな思いがぐちゃ混ぜなにもかかわらず、手を取り合う二人が可愛すぎますよ。もう完全に親側の気持ちで読んじゃった。
いつもながら、心に強烈に訴えかけてくる、素敵な作品でした。
■執筆日記
ファンとしては垂涎のコンテンツ。
作家先生の情熱と苦労が垣間見えましたね。
あと、やっぱり阿津川先生は三人くらい存在するんじゃないでしょうか。
【推しポイント】
なんといっても『あなたへの挑戦状』です。初版は袋とじになっているんですが、ミステリー好きとしてはワクワクが止まらないです。
読んでよいタイミングになって、そっと袋とじをひらくと…なるほど、そういうことですか。
私はミステリーが大好きです。
これから先も、たくさんの作品を読みたいし、めいっぱい楽しみたいと思っています。
そんな私にとって、すごく嬉くなる未来が、そこには書かれていました。
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この2人の競作と聞き、まぁ期待値が爆上がりで本作を購入しました。内容としては中編が2作収録されてるのですが、どちらもスラスラ読むことが出来ました。
阿津川さんの「水槽城の殺人」はいわゆる館モノで、読者に挑戦を促すような語りが差し込まれ、推理を楽しみながら読むことが出来ました。
斜線堂さんの「ありふれた眠り」は兄妹の関係性に胸がジンとなりながらも、すらっと読めました。
1つだけネタバレ厳禁要素があるので、そのことについて言及出来ないのが残念なのですが、阿津川さんも斜線堂さんの次回作も楽しみです!
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読み終わったあとの印象。
壮大なラブレターを読まされた気分。
あなたへの挑戦状って言うからてっきり「いけない」シリーズや「どちらかが彼女を殺した」のように読者に挑んでるタイプだと思ってすごく頑張って読んだのよ。何回読んででも解いてやるって。
でも普通に謎解きも書いてあって、あれ、処理できていない謎があるのかなと挑戦状を開封すると、、、
いや私(読者)全然関係なかった!!!ただのラブレターじゃないか!!!!推せるくっそ推せる!
お互いが出し合ったお題に対しあれだけ質の高い作品を書き上げるお二人。でもお題がお二人にあっている気がして、阿津川先生はミステリーオタクがひぃーひぃー言うような話、斜線堂先生は人間心理を細かく丁寧に描く謎解き。いやもう好きです。これを提案した担当者さんに感謝!!! 次作期待してます!
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Amazonの紹介より
本書には、あなたへの挑戦状が含まれています。
『紅蓮館の殺人』『透明人間は密室に潜む』の阿津川辰海と
『楽園とは探偵の不在なり』『廃遊園地の殺人』の斜線堂有紀が「あなたへの挑戦状」というテーマで小説を書いて競い合う! 加えて、競作過程を描いたネタバレ満載の「競作執筆日記」と「ミニ対談」を収録。
阿津川辰海「水槽城の殺人」
――巨大な水槽のある円柱型の建物「水槽城」で怪死事件が発生。犯行当時、水槽で現場は隔離されていた。
斜線堂有紀「ありふれた眠り」
――犯人は犯行後、死体の横で一晩眠っていた。才能あふれる妹を持つ凡人の兄は、とある秘密を妹に話せずにいた。
2人の共作ということではなく、それぞれの作家が「あなた」に向けた中編のミステリー1編を書いています。
一つは館もの、もう一つは兄妹が体験するミステリーとなっています。どちらも意表をつく展開・驚きの展開で面白かったです。
阿津川さんの館ものでは、水槽城という、いかにもこれから事件が起きますよといった雰囲気のある建物で、どんなトリックが待っているのか。ミステリーとしての驚きのトリックに興奮させられました。
中編のミステリー小説なので、登場人物は少人数だったり、初心者にもわかりやすくということで、読み手に随所に解説付きで紹介したりといつものミステリー小説とは違う体験ができ、面白かったです。「そうきたか」と思うような展開やトリックにコンパクトな小説ながらも充分に楽しめました。
一方で斜線堂さんの作品は、阿津川さんの作品から放つ雰囲気とは違って、すれ違う兄妹の関係性に切ない雰囲気を醸し出していて、驚きもありましたが、じんわりと浸った作品でした。
お互いに何か言い出したいけど、言い出せない微妙な気持ちを殺人事件を絡めながら、哀愁を漂わせていて、ただただ切ない・悲しいが、頭の中で駆け巡りました。
遺体のそばで眠る真相にも、ただの異常者の心理ではなく、しっかりとした意味もあって、驚きがありました。
そして、この作品には初版特典として、「あなたへの挑戦状」として袋とじが入っています。
何が入っているんだろうと期待値が高まっていたのですが、高すぎたためか、少々ガッカリ感はありました。
正直無くてもよくない?と失礼な言葉ですが、思ってしまいました。(実際その中身は、作品の中に書かれています)
とりあえずは雰囲気だけでも味わえたので、よかった感もありました。
「あなた」とは誰なのか?2人の対談や作品が出来上がるまでの執筆日記もあって、盗み聞きしている感覚があって色々楽しめました。
次回は、別々の世界を描くのではなく、同じ世界観で2人がどうミステリーを脚色してくれるのかが読んでみたいなと思いました。
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斜線堂有紀さんの話が面白かった!
ミステリー部分は阿津河辰海さんが手が込んでいたけど
人物描写とかで一気に入り込めた。
あなたへの挑戦状はそういう意味か
読者から応募してやっても面白そう!