給食アンサンブル2
悩み、戸惑い、自分がいやになるときも、給食はいつだってそこに――部活を辞めたことを引きずる慎吾、推しキャラへの想いに心乱れる朋華、熱くなれないたちの楓乃、吹奏楽部の改革に...
給食アンサンブル2
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商品説明
悩み、戸惑い、自分がいやになるときも、給食はいつだってそこに――
部活を辞めたことを引きずる慎吾、推しキャラへの想いに心乱れる朋華、熱くなれないたちの楓乃、吹奏楽部の改革に孤軍奮闘する高城、「いい人」しか取り柄のない三熊、長い片想いを続ける千秋。
それぞれに迷いや悩みを抱えた6人の中学2年生。彼らの胸にひそむほんとうの気持ちを、給食が教えてくれる。あたたかな音色を奏でるアンサンブルストーリー。
いつもの給食が特別なものになる。心に響く連作短編、中学2年生編!
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悩み多き中2の心温まる連作短編
2022/12/04 20:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作で中1だった子たちが中2になってからの学校での様々な出来事。友達関係に悩み、恋に悩み、部活に悩み、自分の性格に悩む思春期にありがちな中学生たちのモヤモヤ感が実にうまく描かれている。前作に登場した女の子たちも引き続き登場して、彼女たちのその後が知れて嬉しい。この流れだと中3の内容で3作目もあるのかな?三熊くんとおばあさんの交流を描いた「くじらの竜田揚げ」にホロッときたり、「牛乳」では小宮山さんと大久保くんの恋の行方にドキドキしたり、自分の中学生の頃を思い出して思わず笑みがこぼれます。中2の娘に勧めたけど読んでくれるかなぁ?
『給食アンサンブル2』
2022/11/22 22:39
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いえ、まだ迷ってるんです。あんまり自信がなくて……」
──「アーモンドフィッシュ」大久保慎吾
あたしはいつになったら、またあんなふうに心からはしゃげるようになるのだろう。
──「ハヤシライス」片桐朋華
結局わたしは、どんなものにも夢中になることができない、そういう性格なんだろう。
──「ミートボール」浅見楓乃
「……どうしておれは、おまえみたいになれないんだろうな」
──「クリームシチュー」高城修
「……ぼくは、そんないい人なんかじゃないです」
──「くじらの竜田揚げ」三熊
「あきらめられなくても、あきらめなくちゃいけないの」
──「牛乳」小宮山千秋
それぞれに迷いや悩みをかかえる6人の中学2年生
給食と友人をきっかけに自分を見つめ、変わっていく
“あたたかな音色を奏でるアンサンブルストーリー”──カバー袖の紹介文
1年生6人を描いた『給食アンサンブル』(2018年)につづく連作短編集、2022年10月刊
「ハヤシライス」の朋華の章に『給食アンサンブル』の美貴(「七夕ゼリー」)が登場したりして、前作を読み返してみるのも一興
〈物語は現実を写しとるものであると同時に、願いを映しだすものでもあります。かつてのようなたのしい給食の時間が、1日も早くもどることを願って、この物語を読者の皆様に贈ります。〉──版元プレスリリース「作者の言葉」より
『マスク越しのおはよう』がマスクありの学校生活をリアルに描いた秀作なら、本書はマスクなしの学校生活をリアルに描いた秀作