前作の続きの連作短編集
2023/11/04 19:22
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投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は夏子さんだけでなく、東雲営業所で勤務する面々の話がある。
各話に刀根氏が出てくる。
初め、タクシードライバーの仕事を好きでない感じを全身から出しているのが、最後二話で変わるのがもう一つの柱と言えるのでは。
そこまで変化したのは、夏子さんの働きぶりというか人柄なのかな。
そこそこ悩みもあるが、気負わず、自然に、仕事するって実はなかなか難しい。
姫野くんもそこに惹かれているの?と思うのは、気にしすぎ?
コロナがタクシー業界に与えた影響を踏まえた話は本当に想像だけで書いているのか、綿密な取材の賜物なのか、どちらにしてもそれをきちんと読み物として完成させられるのはやはりプロなんだなと思う。
いつもながら、会話のリズム感が良い。
タクシードライバーになった気持ちで
2022/12/07 21:19
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投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
小野寺史宜さんの「タクジョ」シリーズ、嬉しい第2弾。今回は主人公・高間夏子さんの同僚たちを描いた連作集ですが、元々小野寺さんの作品はステキな脇役が多いので、その素顔に迫れる楽しい一冊です。自分もタクシードライバーとして運転席に座り、後部座席の乗客と話している気持ちになれますね。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作は主人公の話だったけど、今作はその他の人たちも。
今はナビがあるからよいけど、昔は大変だっただろうなあ。
道覚えてないと商売にならないもんね。
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やっぱり、小野寺作品が好き。文庫化してから読もうかと考えていたが、購入して正解!今作も面白かった。
今回は、タクジョ夏子の同僚たちの視点で書かれた、短編作品のような感じ。タクジョの世界が横に広がった感じ。それぞれの人間模様が面白い。知らず知らずのうちに引き込まれる。やっぱり、小野寺作品が好き!
最後の夏子の回で、南砂町銀座商店街のおかずの田野倉が出て来て、なんだか嬉しくなる。「ひと」「まち」と繋がりができて、嬉しくなる。この感じも、やみつきになるのかな?
「タクジョ」を読んだ方は、ぜひ読んでほしい。
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安定の小野寺さん。例のホワイトシチューうどん、コロッケ屋さん、あの作家さん!と、小野寺さんの作品に出てきた人たちが所々に登場するから、知ってる!知ってる!とちょっと得したような気分になるのが良いところ。
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新卒でタクシードライバーとなった高間夏子を主人公とした前作とは異なり、今作ではドライバーとなって4年目を迎えた夏子の同僚たちを主人公にした連作短編集。
運転手とお客さん。
つかの間の一期一会。
前作ではあまり夏子とお客さんとのふれあいの温かさが足りない気がしていたので、ノリのいい姫野の話などは面白かった。
女性ドライバーならではの悩みも、夏子の時より分かりやすく描けているし、内勤にもスポットを当てているのもまたいい。
満を持して、ラストに夏子のエピソードが描かれるが、やはり夏子のターンはお客さんとの絡みは少なく、そこが少し残念。
どの話にも出て来る刀根の存在が不気味。
普段話をしないのに、突然深い話をしてくる同僚がいたら、私だったら距離を置くけどなぁ、と思ったが、東央タクシーの人は受け入れてしまうのだから、余程いい人しかいないのだろう。
作者の作品はこのシリーズしか読んでないが、他の人のレビューを見ると悪い人は出て来ないらしいので、私の勝手な思い込みなのだろうが…
自分もタクシーに乗れば、つい運転手さんと話をしてしまうタイプだし、運行管理者の資格も持っているし、登場人物それぞれの気持ちに「分かる、分かる」と思いながら読めて、ちょっと嬉しかった。
夏子のタクシードライバーと言う仕事を誇りに思う気持ちも考えると、大変なことも危険なこともあるけど、いい仕事だなぁ、と思える。
この作品を通して、タクシーだけでなく、お客様を乗せるドライバーと言う仕事をリスペクトしてくれる人が増えるといいな。
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タクジョ!もっともっと増えてほしい。無人ドライバーもいいけど、タクジョならもっといい。
みんながみんな、そうではないけれど、男性ドライバーは運転が荒め。車酔い激しい私には辛いです。高間夏子さんいたら、指名したい。
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前作タクジョがすごくよかったので、そのまま続編も読破。
今回は、夏子視点ではなく、前作で出てきたメンバー6人の短編集。もう少し夏子の様子を読みたかったので残念だったが、それぞれの話に夏子の成長ぶりや他の人からみた夏子が読み取れたのは面白い。
航空会社を辞めてドライバーになった姫野先輩のよくわからないお節介卓球対決、夏子の同期ドライバー菜由はドライバーとしての危険を感じて内勤に職種変更を検討、夏子の同期で採用課にいる永江の会社説明会、強面ベテランドライバー道上のほろ苦い恋話、ドライバーという仕事に引け目を感じている刀根、元同僚で今は北海道でタクジョをしている水音さん。
その中で、永江に頼まれて夏子が会社説明会でタクシードライバーの話をするところは、私も心うたれた。これを聞いたら私もドライバーになりたいって思うような。
小野寺さんの本は、そこにある日常が書かれていて、ほっこりするような、あぁ読んでよかったな、と思う。
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『タクジョ!』の続編。
前回登場していた人達の目線からなる短編集。
特に『刀根さん』という人物との会話はそれぞれ(全部じゃないけど)登場する。刀根さんははじめはタクシー運転手を恥ずかしいものと思っていたが色んな人と話して皆が誇りを持って働いてることを知り考えが変わっていく。その『刀根さん』のことをそれぞれの人の章で少しずつ書いているのが面白い。
そういえば、『いえ』に出てきた『おかずの田野倉』がここでも出てきた。こういうのってちょっと嬉しい。笑
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同じタクシー会社社員の連作短編集。イケメンドライバーや若い女性、採用担当や元やくざだと誤解されてるドライバーなど。
とても読みやすい。心に残るとか突き刺さる感はないけど。
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シリーズ第2作。
1作めは未読だが1作めに外伝的な続編。
間口が広い業界だけにさまざまな人間模様が描かれる。
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前作の記憶があまりないのだが、主人公である高間夏子の一人称による連作短篇集ではなかっただろうか。
対して本作は、夏子が勤務する東央タクシーの同僚たちが1話ごとに主人公となり、それぞれの勤務中に起きたことを語っていく。夏子の章ももちろんある。全員がドライバーではないのもいい。全篇に登場する刀根という陰キャも、次作があれば主人公になりそうだ。
ぼくとほぼ同世代の道上の章が特に好きだな。
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タクジョの続編。
今回は、東雲営業所の仲間たちの性格がわかって、なかなか良い雰囲気じゃないかと思った。
もちろん乗客もさまざまで、けっこうみんな運転手と喋るんだなぁと改めて感じた。
まあ、そういうお客じゃないと物語にはならないわけで…。
夏子は相変わらずにブレずにタクシーが好きなのがよくわかる。
さっぱりとした性格も心地良い。
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「タクジョ!」続編。
みんなのみち の方を先に読んでしまったが、差し障りなく楽しめた。
タクシーは運転手さんを選んで乗れるわけではないし、タクシー側も乗せてみないと分からないお客さん。
過酷な仕事だけど、女性ドライバーが増えるのは良い事だと思う。
一期一会の出会いの醍醐味だね。
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タクジョの続編。
今回は、夏子の勤務する東雲営業所の仲間たちのお話。
良い仲間に囲まれているなぁ。
夏子も先輩になってる。
他の小野寺作品がチラッと覗くところがあり、ファンにとってはデタッと嬉しくニヤッとしてしまう。