人口で語る世界史
著者 ポール・モーランド・著 , 渡会圭子・訳
人口を制する者が、世界を制してきた──ロンドン大学・気鋭の人口学者が“人口の大変革期”に当たる直近200年を叙述。全く新しい教養書の誕生。・産業革命のもといち早く人口を増...
人口で語る世界史
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商品説明
人口を制する者が、世界を制してきた──
ロンドン大学・気鋭の人口学者が“人口の大変革期”に当たる直近200年を叙述。全く新しい教養書の誕生。
・産業革命のもといち早く人口を増加させた英国は、植民地政策のもと世界の覇権を握った
・猛追するドイツとロシア。人口膨張への脅威が各国を戦争へ駆り立てる
・ヒトラーによる優生学。人口増との大いなる矛盾のゆくえ
・日露戦争に勝利した大日本帝国は、世界の人口大国へ
・超大国アメリカの出現。人種・移民問題を端緒とする翳りとは
・戦後の復興も遂げた日本が、世界に先駆けて少子高齢大国へ陥った本当の理由
・王者・中国の14億人パワー。だが一人っ子政策の後遺症が。インドはいつ追い抜くか
「人口」に対して、「技術革新」「経済」「地政学」「為政者」「戦争」「宗教」「イデオロギー」「移民」「医療の進歩」「女子教育」「自己決定権」などの様々なファクターを掛け合わせ、アカデミックな裏づけのもと一般読者向けに書き下ろした決定版。
解説・堀内勉
※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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人口学
2023/06/14 17:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1800年以降の世界史を人口面から読み解いている。人口の増減要素には、出生数、死亡数、移民の三つがあり、これがからみあって国力・経済力が動き場合によっては争いに発展すると著者は記す。人口の増減をイギリス、ヨーロッパ、東南アジア、アメリカ、中東、アフリカと分けて論じているので、その地域で起こったことの関連が理解できる。
日本の打つ手がない少子化問題についても論じている。「ポピュリズムは世界における支配者の地位から後退しつつある民族集団の異議申し立て」論は興味深かった。バラマキだけでは人口は増えないのではないか。
諸悪の根源は人口増加?
2023/02/09 12:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球温暖化や環境破壊の元凶は人口増加かも知れません。人口は、その増減だけでなく、人口構成によっても人間社会に影響を及ぼします。本書は、人口という視点から世界史を考えた興味深い一冊です。