ちびねこ亭の思い出ごはん~からす猫とホットチョコレート~
著者 高橋由太
保育士の佐藤理々は、22歳のときにできた初めての子を死産した。夫と誕生を心待ちにして、名前も彩葉と決めていた女の子。あのとき転んだせいではないか。自分を責めずにいられなか...
ちびねこ亭の思い出ごはん~からす猫とホットチョコレート~
商品説明
保育士の佐藤理々は、22歳のときにできた初めての子を死産した。夫と誕生を心待ちにして、名前も彩葉と決めていた女の子。あのとき転んだせいではないか。自分を責めずにいられなかった。7年後、理々は「死んだ人に会える食堂」へと向かっていた。ひと目も会うことができなかった我が子に会うために――。温かい感動が胸に迫る、好評シリーズ待望の第6弾。
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
温かさ
2023/01/14 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rie - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなった人に会うことができる奇跡の食堂。
全章印象に残りました。
1章は夏みかんジャムのホットケーキ美味しそうでした。
男の子の祖母が「昨日は帰ってこないけど、たくさんの明日がくる。」ということを言った時は暖かさに包まれました。
サブタイトルの章。
一本の映画になると思うくらい素晴らしい内容です。ピアノの音が聴こえてくるような感じでした。
4章は以前登場していた倉田夫妻の名前がでて、登場人物に縁を感じて良かったです。
出水さんは琴子さんをスカウトするのかな?
メディア化希望作品です。
#読了
涙の先
2023/02/12 13:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も色々な死別を看取る側の人間として、後悔なき別れにする。儀式のような、ちびねこ亭の食事を永遠の別れとして、生き残ったものたちへの贈り物として提供されていく。どの話も心に沁みる。けれども、もしも、思い出になる食事が無かったら。もしも、思い出になる食事が無意識に消えていたら、どうなんだろうと思った。今のうちに家族と食事をして、思い出となるように大切にしていこうと思った。哀しい時には少しキツい本ですね