ゴダール革命〔増補決定版〕
著者 蓮實重彦
いつ炸裂するかわからない時限爆弾として映画があるとするならば、ジャン=リュック・ゴダールの作品はいかなる条件のもとにそうであるのか、あるいはそうでないのか。映画批評的/映...
ゴダール革命〔増補決定版〕
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商品説明
いつ炸裂するかわからない時限爆弾として映画があるとするならば、ジャン=リュック・ゴダールの作品はいかなる条件のもとにそうであるのか、あるいはそうでないのか。映画批評的/映画史的差異を捉えた者だけに現れる問題が存在する──。最初の長編『勝手にしやがれ』から遺作『イメージの本』まで、稀代の映画作家が置かれ続けた孤独。撮ることと観ることとのいまだ決着のつかない闘争の場に対峙してきた著者は、「映画はもはやゴダールなど必要としていない」と断じる勇気を持てと訴える。新たなる孤独の創造のために。ゴダールへのインタヴューなどを再録増補した決定版論集。
目次
- プロローグ/時限装置としてのゴダール/I 映画作家は映画を撮る/破局的スローモーション/II 映画作家は映画から遠く離れる/「白痴」の帰還/III 映画作家は決算の身振りを演じる/ゴダールの「孤独」/IV 映画作家は世紀のはざまを生きる/そして、誰もいなくなってしまった、のだろうか……──『新ドイツ零年』/喪中のゴダール──『JLG/自画像』/老齢であることの若さについて──『フォーエヴァー・モーツアルト』/女と夜景──『愛の世紀』/赤いバッグの乙女──『アワーミュージック』/V 映画作家の仕事をたどる/『勝手にしやがれ』/『はなればなれに』/『恋人のいる時間』/『モンパルナスとルヴァロワ』/『アルファヴィル』/『気狂いピエロ』/『彼女について私が知っている二、三の事柄』/『ワン・プラス・ワン』/『東風』/『万事快調』/『勝手に逃げろ/人生』/『パッション』/『カルメンという名の女』/『ゴダールのマリア』/『ゴダールの探偵』/『ゴダールのリア王』/『右側に気をつけろ』/『新ドイツ零年』/『ゴダールの決別』/『ゴダール・ソシアリスム』/『さらば、愛の言葉よ』/『イメージの本』/エピローグ/ゴダール革命に向けて/付録 特別インタヴュー・追悼文/憎しみの時代は終わり、愛の時代が始まったと確信したい──『右側に気をつけろ』を撮り終えて ジャン?リュック・ゴダール/映画はゴダールのように豊かであっていっこうに構わない 黒沢清/映画作家ゴダールは、その「特権性」を晴れやかに誇示しながらこの世界から姿を消した/蓮實重彦によるゴダール 関連書誌/四〇年後に──「あとがき」にかえて/文庫版あとがき/解説(堀 潤之)
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