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紙の本
日本人が知らない戦争の話 アジアが語る戦場の記憶 (ちくま新書)
著者 山下 清海 (著)
シンガポールにおける粛清、「戦場にかける橋」で出会った元英兵捕虜、帰国できなかった中国残留孤児…。長年アジアに残る戦争の記憶に耳を傾けてきた地理学者が、あまりにも理不尽な...
日本人が知らない戦争の話 アジアが語る戦場の記憶 (ちくま新書)
日本人が知らない戦争の話 ――アジアが語る戦場の記憶
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商品説明
シンガポールにおける粛清、「戦場にかける橋」で出会った元英兵捕虜、帰国できなかった中国残留孤児…。長年アジアに残る戦争の記憶に耳を傾けてきた地理学者が、あまりにも理不尽な戦争の現実を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
かつて、私たちは何をしたのか。長年アジア各地で人びとの声に耳を傾けてきた地理学者が、日本人がけっして忘れてはいけない戦争の理不尽な現実を明らかにする。【商品解説】
かつて日本人は何をしたのか。長年アジア各地の人びとの声に耳を傾けてきた地理学者が、忘れてはいけない戦争の現実を明らかにする。【本の内容】
著者紹介
山下 清海
- 略歴
- 〈山下清海〉福岡県生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。理学博士。筑波大学名誉教授。著書に「華僑・華人を知るための52章」など。
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アジア・太平洋戦争を、アジアの視点から捉え直す
2024/01/30 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的に言われる「先の戦争」は「太平洋戦争」だ。その呼称が示唆するように、日米の戦争というイメージが日本では根強く、中国や東南アジアにおける日本軍の侵攻や占領統治についての関心は知られていない、という著者の問題意識が本書の出発点になっている。
70年代にシンガポールに留学、大学教員としてアジアからの留学生たちとも関わってきた著者が、アジアにおける旧日本軍の戦争を現地の視点からつづり、アジアの視点から「先の戦争」を捉え直す必要性を説いている。
シンガポールの華人”粛正”の詳細や、マラヤでの皇民化教育の実際が、一般にも分かりやすい言葉で解説されていて、非常に勉強になった。
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聖戦とは、アジアの解放とは
2023/08/01 17:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もちろん、今の時代にあの戦争が聖戦だったと正気で思っている人はいないだろう(ひょっとしたら、一部のネトウヨさんはそう思っているかも)、でも戦地の兵隊には本気で「アジア解放」を夢見て戦った人もいたわけで、でも。それを迷惑に、そして恐怖と感じていた現地の人もいたわけで