王子と狼殿下のフェアリーテイル （新書館ディアプラス文庫）

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この作家さん特有の長めの節回しが大好きです。ぷっと笑うところがたくさんあって、ひどい出来事もなく、いつも楽しく読んでいます。
今回の挿絵は繊細で綺麗な描写なので、お話に合っていて素敵でした。いろいろ謎なところもあるのですが気にしてはいけないのだと思います。でもデューともっと絡んでほしかったです。美形なのに勿体無い。
リンクしてた作品ももう一度読んでみようと思いました。ちょこっと繋がってるのが面白いなと思います。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

『王子様と狼のほか、魔女や妖精や竜、魔法での変身や空間移動、妖精の粉で夜間飛行などファンタジーと聞いて思い浮かべるアイテムをてんこもりにした』と作者があとがきで言われている通りで夢のあるものがいっぱい登場。
さらに『のび太くん受け』で『ケモミミ道中膝栗毛』だと聞けば思わず手に取ってみたくなるでしょう？おかしくてほんわかしてて、誰も傷つけない間違いのないお話し。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ふる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

姉王女が二人とも駆け落ちしてしまったせいで王太子になってしまった受け王子とモフモフな狼にされた攻め王子。ばあやを助けるために一緒に旅することに。とにかく楽しく面白かった。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：apple2　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

頼りになる筈の姉2人が2人とも駆け落ち出奔し、ある日突然、次期国王のお役目が回ってきちゃった呑気者の末っ子王子フラン。
ありゃ大変だ。
何とか逃げを打とうと(其方方面に)全力で頑張るも虚しく、皇太子の座が決定し、張り切る周りに押し流される日々。

帝王学はみっちり詰め込まされるし、外堀はガチガチに固められながらもイマイチ緊張感のないフラン。
花嫁選びの舞踏会が催されるも疲れてしまい、途中でばあやに泣きつき休憩タイム。
バルコニーでボヤキにぼやいていたところ、謎の騎士が突然フランに罵詈雑言を浴びせてきた。
激怒しハッスルし過ぎたばあやが騎士を子狼に変え、フランから離れられない魔法を掛けるも、魔法の使い過ぎでそのまま倒れてしまい昏睡状態に。

ばあやを助けるには魔女の里の秘薬が必要で、それを取りに行く資格があるのは、心も身体も清らかで邪気の無い者のみ。
あんまり心が清らかではないと自認しているフランは当然自分を除外していたものの、急に千尋の谷に子獅子を突き落とすがごとくの使命感に駆られたらしい王妃から試練の旅を命ぜられ...。

メインはフランと元騎士の子狼、プラスお目付け役騎士妖精デューの珍道中です。
企みと親切と誠実さがごっちゃになった、人間味溢れるフランが楽しい。