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紙の本
えどめぐり 〈名所〉時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)
著者 宮部 みゆき (著),篠 綾子 (著),田牧 大和 (著),宮本 紀子 (著),朝井 まかて (著),細谷 正充 (編)
神田祭の「お祭掛」に選ばれた家主の徳兵衛。望まぬ大役に困惑するが、普段は役に立たない店子の平吉が活躍し…。朝井まかて「後の祭」をはじめ、江戸の名所を訪ね歩くような趣のある...
えどめぐり 〈名所〉時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)
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商品説明
神田祭の「お祭掛」に選ばれた家主の徳兵衛。望まぬ大役に困惑するが、普段は役に立たない店子の平吉が活躍し…。朝井まかて「後の祭」をはじめ、江戸の名所を訪ね歩くような趣のある短編を集めたアンソロジー。全5編収録。【「TRC MARC」の商品解説】
神田、日本橋、両国……物語が息づく江戸の町にいらっしゃい。
人気時代作家による傑作短編で巡る八百八町の“観光”アンソロジー
●「後の祭」(朝井まかて)神田祭の「お祭掛」に選ばれてしまった家主の徳兵衛。望まぬ大役に困惑するが、普段は役に立たない店子の平吉が思わぬ活躍を見せ、事態は思いがけない方向に進みだす。
●「名水と葛」(篠 綾子)日本橋室町にある草履問屋の娘・お鶴は、幼い頃から病弱で、そんな自分に鬱屈を抱いていた。しかし、本草学者の弟子、森野仁助から「正しく養生する」ことを教えられ、己の本当の望みに気付く。書き下ろし作品。
●「鐘ヶ淵――往還」(田牧大和)男装して船頭をしながら、密かに事情がある人を逃がす“とんずら屋”を裏の仕事としている弥生は、絵師の客から変わった依頼を受ける。商家で働く若い女中を鐘ヶ淵まで連れていき、また店に戻すというもので、反対する仲間の反対を押し切り、弥生はその仕事を請け負うが……。
●「両国橋物語」(宮本紀子)両国橋近くの蕎麦屋で働くお初の人生は、毎日かけ蕎麦を頼む橋番の男に「あの客には気をつけろ」と声を掛けられたときから、変わり始める。親子ほどに歳の離れた男に惹かれ、両国橋の橋番所に通うお初であったが……。
●「凍る月」(宮部みゆき)本所一帯を預かる岡っ引き、茂七のもとに、酒問屋の主人から女中が逐電したという相談が持ち込まれる。以前、その店で紛失していた到来物の新巻鮭は自分が盗んだと告白して、女中は店を去ったというが、茂七は腑に落ちないものを感じる。【商品解説】
神田、日本橋、両国……江戸の町には物語があふれている! 人気女性時代作家の傑作短編で様々な名所を巡る、時代小説アンソロジー。【本の内容】
収録作品一覧
後の祭 | 朝井まかて 著 | 5−60 |
---|---|---|
名水と葛 | 篠綾子 著 | 61−115 |
鐘ケ淵−往還 | 田牧大和 著 | 117−175 |
著者紹介
宮部 みゆき
- 略歴
- 1960年、東京都生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF 大賞、99年、『理由』で直木賞、2002年、『模倣犯』で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞、22年、菊池寛賞を受賞。著書に『桜ほうさら』『〈完本〉初ものがたり』、「きたきた捕物帖」シリーズなどがある。
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おえどの物語
2023/10/20 05:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性作家5人のテーマが絞られた短編集。「後の祭り」は何処かで読んだ気がしたが、すいすいと読み終わった。この作品は「福袋」からの作品とわかり納得。「名水と葛」は日本橋白木屋にあった名水を使った物語。「鐘ヶ淵ー往還」は主人公達が意外な裏稼業を持っている。時代小説に出てくるお馴染みの地名や景色が目に浮かんだ。「両国橋物語」は大川に架かる両国橋を主題にした年の差カップルの悲恋物語だが読み終わると爽やかな川風を感じた。最後の「凍る月」は茂七親分の事件に関わる人の心情を感じ、その粋な姿を見る作品。屋台のおやじとの会話も人の心の奥にある思いを解きほぐす。5作品全てが読んでいて江戸の風景やそこに暮らす人々を彷彿と浮かばせる。
紙の本
好きな作家ばかり
2024/01/22 09:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pizzaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の名所を舞台にした短編集ですが、1人の作家ではなく、数人の作家の作品が集められています。このシリーズの他の本と見比べて、自分が好きな作家だけど、読んだことがない作品が集められていたので、よかったです。
全体に読後のさわやかさが目立っていました。
紙の本
江戸の町をさまよう
2023/11/14 19:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の町を舞台にした時代小説アンソロジー。様々な書き手が、庶民の生活を描き、現代に通じる喜びや哀しみを伝える。通信手段が乏しい時代の中、人の想いが不十分ながら伝わりが、それが生きづらさを和らげることになっていたのかもしれない。