- 販売開始日: 2023/10/05
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-289332-0
砂漠の旅ガラス
著者 長谷川まりる
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末...
砂漠の旅ガラス
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商品説明
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
AIも電力もない世界で人間のあり方を問う。
AIによって人類ほぼ滅亡……。“防腐塵(ぼうふじん)”という特殊な砂におおわれた、植物と電力が存在しない世界で、人間の末裔たちはどう生きるのか?
砂漠を自由気ままに旅してお宝を探す“旅ガラス”のぼく。
実は数年前にある事件から逃げてきた過去があった。
きっかけは、ポケットの中の茶色い謎の物体。
この謎の物体をめぐり、生き方の違うさまざまな民族が、それぞれの思惑をかけて交錯する。
講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞の作者が初めて挿絵も手がけたYA小説。
先入観をぬぐい、多様性を認め合う、いまを生きる人たちに届けたい物語です。
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『砂漠の旅ガラス』
2023/12/01 23:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“マッシュルーム戦争”によって特殊な砂におおわれ、文明が滅びた未来の地球
十六歳のツバメは、世話をしてくれる二十歳くらいのミサゴ、十二、三歳で無口なキツツキと3人で、砂漠で「旅ガラス」として自由気ままに暮らしている
砂をほりかえして手に入れる古代人が遺したもの
月に一度、旅ガラスたちが集まる「一座」での出会い
旅ガラス、居住地の人間、海の民、砂賊、それぞれの暮らし方、考え方
そして、ある物体をめぐって事件が起き……
《先入観をぬぐい、多様性を認め合う、
いまを生きる人たちに届けたい物語。》──帯の紹介文
AIなきあとの人間を描いた現代の寓話
第59回講談社児童文学新人賞佳作(2018年)を受賞したデビュー作『お絵かき禁止の国』は中学生のレズビアン、第55回日本児童文学者協会新人賞(2022年)を受賞した2作目の『かすみ川の人魚』は異色の幻想児童文学
第3作『満天inサマラファーム』(2022年9月)で高校生男子の自分さがしを描いたかと思えば第4作『キノトリ/カナイ』(2023年7月)は“群像劇・SF”(著者サイトより)、そして衝撃の第5作が『杉森くんを殺すには』(2023年9月)
“名前買い”できる注目の若手作家の第6作、2023年10月刊
ただし
〈書いた順番は旅ガラス→お絵かき→キノトリ→かすみ川→サマラファーム→杉森くんって感じです。〉
とのこと──著者Twitterより
これによれば本作が最初に書いた物語となる
〈ツバメくん世に出れてよかったね〉
モノクロの漫画タッチのイラストも著者による
※著者プロフィール『キリトリ/カナイ』⇒『キノトリ/カナイ』では?
ディストピアもの
2024/03/10 15:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代人の「よきパートナー」が起こしたマッシュルーム戦争によって植物は育たなくなり、人口が激減した未来のお話。
「居住地」から抜けて「旅ガラス」になったツバメは、拾ってくれたミサゴや同じように拾われたキツツキと共に行動していた。
ある時「旅ガラスの一座」に連れて行ってもらうことにり…。
「マッシュルーム戦争」って核戦争のことでしょうか。
長谷川さんはもう一作「キノトリ/カナイ」という似たような雰囲気の著作を書いておられますが、
個人的には「キノトリ」の方が良かったかな。
こちらはちょっと設定が浅めのように感じました。
植物が無くなったら酸素も無くなるのでは?その辺は薄い酸素に適応した人達が生き残っているのだろうか、とか。
砂賊は高地に緑を増やしていてツバメ達が初めてその事を知ったように書かれていたけど、
遺体の埋葬で交流があったわけだから、ツバメ達が初めてというのは腑に落ちない気がします。
あと生態系はどうなっているんでしょう。鳥は絶滅したらしいけど…。
なんとなく漫画の「ナウシカ」を思い出す世界設定でした。