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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/10/25
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/443p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-533143-9
読割 50
紙の本
なれのはて
著者 加藤 シゲアキ (著)
テレビ局員・守谷京斗は、吾妻李久美から祖母の遺品である絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談され、絵を描いた謎の画家の正体を探り始める。すると、秋田のある一族...
なれのはて
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商品説明
テレビ局員・守谷京斗は、吾妻李久美から祖母の遺品である絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談され、絵を描いた謎の画家の正体を探り始める。すると、秋田のある一族が暗い水の中に沈めた業に繫がり…。【「TRC MARC」の商品解説】
第170回直木賞候補作!
一枚の不思議な「絵」から始まる運命のミステリ。
生きるために描く。それが誰かの生きる意味になる。
ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動することになったテレビ局員・守谷京斗(もりや・きょうと)は、異動先で出会った吾妻李久美(あづま・りくみ)から、祖母に譲り受けた作者不明の不思議な絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談を受ける。しかし、絵の裏には「ISAMU INOMATA」と署名があるだけで画家の素性は一切わからない。二人が謎の画家の正体を探り始めると、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた業に繋がっていた。
1945年8月15日未明の秋田・土崎空襲。
芸術が招いた、意図しない悲劇。
暴走した正義と、取り返しのつかない後悔。
長年秘められてきた真実は、一枚の「絵」のミステリから始まっていた。
戦争、家族、仕事、芸術……すべてを詰め込んだ作家・加藤シゲアキ「第二章」のスタートを彩る集大成的作品。
「死んだら、なにかの熱になれる。すべての生き物のなれのはてだ」
【商品解説】
著者紹介
加藤 シゲアキ
- 略歴
- 〈加藤シゲアキ〉大阪府出身。青山学院大学法学部卒業。「NEWS」のメンバーとして活動しながら「ピンクとグレー」で作家デビュー。「オルタネート」で吉川英治文学新人賞、高校生直木賞を受賞。
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紙の本
第二章
2024/01/17 08:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一枚の絵から見る、戦前から今に至る時代の移ろいを描いたバイタリティ溢れる作品。
日本最後の空襲の地・秋田県のある一族の歴史を通し、感情や物質が生み出す光と闇を両面から丹念に掬いあげているのが印象的だった。土地を感じる描写も多く、訛りの説明をいれるか否かと、そのタイミングにも巧妙さを感じた。
著者に対するバイアスが少しある所為か、「正しさとは」の問いに昨今の芸能界の問題も透けて見えた気がして、非常に興味深かった。
加藤シゲアキ「第二章」は、今まで以上に目には見えないものに焦点を当てていくのだろうという期待が膨らんだ。
電子書籍
一枚の絵
2024/04/02 23:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本で最後の空襲は、折もおり、8/15の未明だった……、すでにポツダム宣言を受諾していた日本を標的にこんな悲劇があったとは。秋田・土崎空襲は、もっと、戦争の悲劇を伝えるため政府は広めていかないとー
紙の本
三世代にわたって描かれるクロニクル
2024/03/23 00:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
三世代にわたって描かれるクロニクル。
過去と現代を行ったり来たりするけど
流れが自然で読みやすいです
なれのはてに翻弄される人々の哀しみが
ミステリーの最後に綺麗に整ってほっとする。
電子書籍
展開が雑
2024/03/04 11:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビの連続ドラマのクライマックスを抜き取った場面をようであきました。