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紙の本
ルポ高学歴発達障害 (ちくま新書)
著者 姫野 桂 (著)
エリートなのに仕事ができない−。高学歴でありながら発達障害を抱える人が少なからず存在し、彼らはイメージと実情の狭間で葛藤する。理解が得られにくい不条理に自身も発達障害者で...
ルポ高学歴発達障害 (ちくま新書)
ルポ 高学歴発達障害
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商品説明
エリートなのに仕事ができない−。高学歴でありながら発達障害を抱える人が少なからず存在し、彼らはイメージと実情の狭間で葛藤する。理解が得られにくい不条理に自身も発達障害者である著者が、当事者への取材を通じて迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
エリートなのに仕事ができない――理解が得られにくい不条理に自身も発達障害者であるライターが、当事者、大学教員、精神科医、支援団体への取材を通じて迫る。
エリートなのに仕事ができない――
理解が得られにくい不条理に
自身も発達障害者であるライターが迫る。
「ケアレスミスが多い」「人間関係がうまくいかない」――生活や仕事上で問題を抱える「大人の発達障害」が注目を集めて久しい。実はその中に「高学歴でありながら、発達障害を抱えている人」が少なからず存在する。「エリート」のイメージと「障害」の実情の狭間で理解が得られず、周囲と自分を比べては落ち込み、アイデンティティの葛藤を抱える……。当事者、大学教員、精神科医、支援団体への取材を通じて、発達障害が取りざたされる背景にある「異質であること」「非効率的であること」に不寛容な社会の姿を浮かび上がらせる。
【目次より】
・「あなたは早稲田大学を出ているんだから発達障害とは違う」
・人としての〝合格ライン?が上がってしまう感じ
・自分の意志がないのに〝意識高い系?になってしまった
・エリート同期たちからはニート扱い
・アイデンティティが負い目に変わる
・合理的配慮はあらゆる人に関係がある問題
【商品解説】
エリートなのに仕事ができない——理解が得られにくい不条理に自身も発達障害者であるライターが、当事者への取材を通じて迫る。【本の内容】
目次
- 第1章
- 発達障害とはどのようなものか
- 第2章
- 高学歴発達障害が抱える不条理
- 第3章
- 発達障害当事者の大学准教授が見た大学
- ――京都府立大学文学部准教授 横道誠さん
- 第4章
- アイデンティティと現代社会と発達障害
- ――精神科医 熊代亨さん
著者紹介
姫野 桂
- 略歴
- 〈姫野桂〉宮崎県宮崎市出身。日本女子大学日本文学科卒業。フリーライター。専門は社会問題や生きづらさ。著書に「生きづらさにまみれて」など。
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高学歴発達障害の事例が多数取り上げられています。
2023/10/24 11:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
高学歴ながら発達障害のため、働くに当たって苦労している人々の実態を取り上げたルポ記の1冊です。
実際に、高学歴発達障害の方々を多数、卒業した大学と学部名も含め紹介しています。
発達障害だと会社で働くのにこれだけ苦労するのだ、と読み進めて理解できます。私も会社で働くことにうまくいかなかった身なので、やはり自分も発達障害なのでは?と思いました。発達障害の実態を知りたい方々にはうってつけの1冊です。
紙の本
発達障害は知られるようになったが、わかったようでわからない
2023/11/17 21:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、題名のとおり高学歴でありながら、有名大学、大学院を卒業後、生きづらさを感じる方が一定存在することを取り上げたものである。確かに、有名大学を卒業した人を見ると、有能とか仕事ができる等の一方的な評価をしてしまうことが多い。しかし、結果を出せなかったり、ミスが多い、コミュニケーションが取れない等だったら、厳しい評価が下される。なぜ、学校での成績がいいのに、就職し、仕事をしだすと問題になるのであろうか。目次を見ると、
はじめに
第1章 発達障害とはどのようなものか
第2章 高学歴発達障害が抱える不条理
第3章 発達障害当事者の大学准教授が見た大学
第4章 アイデンティティと現代社会と発達障害
第5章 当事者に対する支援の取り組み
おわりに となっている。
以上のように展開される。そもそも、発達障害とはどのようなものかから始まる。単語は知られるようになったが、分かっているようで分かっていない現実がある。発達障害は何かから、高学歴での発達障害の事例を取り上げる。本書で最も分量の多いところである。10人もの事例を取り上げる。さらに、大学内部の当事者の声を取り上げる。精神科医の話しや当事者支援の動きとなる。発達障害といっても、いくつかの分類があり、複合的に現れる人もあれば、知的障害と合わせて出ている例もある。本人が苦しいのに、外部から見て気づかれないことも多々ある。できることとできないことの差が大きいケースも多いという。多くのことがそうであるが、発達障害の程度はグラデーション状であり、線引きが難しいことも多い。女性同士の話しに苦手な女性の例も出てくる。発達障害は、数十年前はあったのだろうか。以前から、高学歴でも仕事ができないとか、評価された人は存在していたが、行動成長期を経て、余裕のある人員配置がされ、抱え込むことができたので、表面化しなかったといことは事実であろう。発達障害は現代病のようにいわれる例もある。多面的に研究されるべき分野であろう。それを考えると、一読してほしい本である。