贄の聖女と救済の契り 不良魔法士と綴る二度目の恋【電子特典付き】
著者 村田天(著者) , Shabon(イラスト)
教会で働く聖女・リゼルカは突然魔力を失った。焦るリゼルカを、魔法士のシャノンが保護しに来る。多くの浮名を流すシャノンとは幼馴染だが、昔から苦手だった。 力がない自分は無価...
贄の聖女と救済の契り 不良魔法士と綴る二度目の恋【電子特典付き】
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商品説明
教会で働く聖女・リゼルカは突然魔力を失った。焦るリゼルカを、魔法士のシャノンが保護しに来る。多くの浮名を流すシャノンとは幼馴染だが、昔から苦手だった。 力がない自分は無価値だと悩むリゼルカに、研究者が提案した回復方法は、建国の祖の血を引くシャノンと『契る』こと。シャノンは堅物のリゼルカには無理だと言うが、少しずつ彼に慣れると決める。 保護のための同居生活の中、リゼルカはシャノンと触れ合う練習を始める。初めての経験に戸惑うリゼルカだが、遊び人のはずのシャノンもどこかぎこちなく――?※紙書籍初版&電子特典として、書き下ろしショートストーリー【冬が来る前に。】を収録 詳細は紙書籍の帯、電子書籍の巻末をご確認ください==キャラクター紹介==○リゼルカ教会の聖女として、人々の治療に当たっている。強大な魔力をもつ。13歳から教会に所属し、外の世界のことはあまり知らない。「魔力を取り戻すためならなんでもします」○シャノン代々王の側近を務める家の出身で、優秀な魔法士。「女性好きの遊び人」という噂だが――?「潔癖な君には無理なんじゃない?」
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もうちょっと読みたかった!
2024/01/24 05:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然魔力がなくなってしまった聖女リゼルカは贄にされる可能性があるということで幼馴染で国一番の魔法士シャノンに保護される。
特別な血筋の彼と契れば魔力を取り戻せると言われるが、軽薄な噂の多い彼に身を任せることができず、意外にも彼女を尊重してくれる彼に甘えることに。
彼と過ごすうちに世間知らずだった自分を知り、噂と違う彼の魅力に惹かれていく話。
ここで話終わりだったらどうしようってところで終わってあとがきがきたからマジで困ったけど、電子特典?で後日談が読めて本当に良かった。
いやホントこれないとダメでしょ!
正反対の性格、仲良くない幼馴染との再会、顔も知らない文通相手との初恋……ともう設定の美味しさてんこもりだったので、想いを告げて終わり、じゃ納得できないところだったわ。
ちゃんと結ばれる道筋まで見せてくれないとね!
村田さんの描く男女はだいたい一度構築した関係を一度壊して別れてから、でもやっぱり一緒にいようってなる話多いよね。
ヘタレキャラが好きってことだけど、一度ヘタレなせいで別れて、勇気と覚悟でもう一度向き合う二人がヘキなんだろうなぁ。
欲をいえばあの後日談がエピローグで、さらなる後日談がほしかったね。
初恋の人と気づかずにまた恋をした
2024/01/29 23:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラ・レーネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二十歳のルゼルカはどんな病気をも治してしまう稀有な聖女だったが、ある日を境にその力を失ってしまう。そこに昔馴染みの王聖魔法士のシャノンが急に現れて、魔力を取り戻したいなら自分と来いと彼女を連れ去ってしまう。連れて行かれた先で言われたのが、ルゼルカは誰かに魔力を吸い取られて空の聖女となってしまった事と手っ取り早く魔力を取り戻したいなら王聖魔法士の一族と契りを結ぶことと言われてしまう。遊び人の名が高いシャノンとの契りなど、潔癖症の気のあるルゼルカには無理とシャノンは思ったが、シャノンの意に反してルゼルカは承知してしまう。この時から不器用な2人の共同生活が始まることとなる。その過程で空の聖女とは何か、ルゼルカの自己肯定感の低さや遊び人と言われていたシャノンの本当の姿、初恋の文通相手の正体…。謎解きも少しあっていい刺激になっていたと思う。個人的に1番印象的なシーンはルゼルカが眠っているシャノンに毛布を掛け直し好き、と一言つぶやいたところ、色々な想いが詰まっている気がするので。
あと表紙のイラストで一言、読後のイメージとだいぶ違う気がした。ルゼルカはもっとシンプルなドレスで、シャノンはもう少しキリッとしていた方がいいなぁ、と思った。
あ、それにしても男って、というか思春期の少年の見栄っ張りは後々困るよね、とも思った。