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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/11/22
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/626p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391781-8
- 国内送料無料
紙の本
空と風と時と 小田和正の世界
著者 追分 日出子 (著)
「オフコース」として約20年間活躍し、その後、ソロとなり、数多くのヒット曲や心に沁みる楽曲を作り歌ってきた小田和正。幼少期から現在までの76年の音楽人生を、本人インタビュ...
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商品説明
「オフコース」として約20年間活躍し、その後、ソロとなり、数多くのヒット曲や心に沁みる楽曲を作り歌ってきた小田和正。幼少期から現在までの76年の音楽人生を、本人インタビューを中心に取材した評伝。【「TRC MARC」の商品解説】
1970年のデビュー以来、伝説の10日間日本武道館公演などで知られるバンド「オフコース」として約20年間活躍し、その後、ソロとなり、数多くのヒット曲や心に沁みる楽曲を作り歌ってきた小田和正さん。
今年8月、史上最年長アリーナツアーの自己記録を更新。76歳となった今でも、ライブに駆けつけるファンは年間30万人を超え、広いアリーナを縦横無尽に駆け抜けながら3時間近くのライブを精力的に展開しています。
ただ、そんな小田さんの人生について、これまで詳しく語られたことはありませんでした。
本書では、著者が約20年にもおよぶ年月をかけ、小田さんの幼少期から現在までの76年の音楽人生を、本人インタビューを中心に取材。幼少期に出会った音楽、学校の帰り道、聖光学院の同級生だった鈴木康博さんとビートルズの歌をハモる楽しさを知り、音楽の道へ。13人しか観客が来なかったコンサートなど、二人のオフコースの下積み時代、五人のオフコースとなり、スーパーバンドに成長していく中での鈴木康博さんの脱退、そして四人のオフコースになるも解散……。当時のレコード業界やレコーディング風景から、「さよなら」や「眠れぬ夜」「YES-YES-YES」「ラブ・ストーリーは突然に」など大ヒットした数々の名曲の誕生秘話も明かされます。
元オフコースのメンバーの方々の貴重な証言をはじめ、盟友・吉田拓郎さんから見る「人間・小田和正の魅力」や、初期のファンクラブ会員だった作家の川上弘美さんが見た2人のオフコース時代も読みどころの一つです。
ストイックなまでに、自分の理想とする音楽を追求してきたアーティストの一大叙事詩ともいえる記録です。
■著者の追分日出子さんより
小田さんには2005年以降、繰り返しお話を伺ってきました。この約20年間の小田さんの言葉がずっしり入っています。さらに、親族、友人、音楽関係者、スタッフなど、50人を軽く超える方々に話をうかがいました。とくにオフコースメンバーの方々と、一人ずつお会いし、じっくりお話をうかがったことは貴重だと思います。オフコースの〈光と影の歴史〉について、当事者たちが語る初めての本になりました。また1970年代、音楽の世界が大きく変わっていく現場にいた人々の貴重な証言など、〈時代の中の小田和正〉を意識しました。さらに2022年2023年の全国ツアーにはスタッフのようにすべて同行、ツアーコラムを評伝の間にはさみました。多くの楽曲について、その背景を知ったうえで、改めて味わっていただこうと、結果的に、60曲もの歌詞を引用しました。小田さんの歌詞は、ご自身の心のなかを見つめ、それを言葉にしています。改めて、小田さんの音楽人生とその歌詞を味わっていただけたらと思います。【商品解説】
目次
- 序章
- 第1章 小田薬局
- 第2章 東北大学時代
- 第3章 オフコース初期 1970-1975
- 第4章 オフコース中期Ⅰ1976-1979
- 第5章 オフコース中期Ⅱ 1980-1982
- 第6章 オフコース4人時代 1984-1989
- 第7 ソロになって 1989-2000
- 第8章 クリスマスの約束 2001-2009
- 第9章 会いに行く 2010-2019
著者紹介
追分 日出子
- 略歴
- 〈追分日出子〉千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。著書に「自分を生きる人たち」「孤独な祝祭 佐々木忠次」など。
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紙の本
労作。
2024/02/06 12:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨宮司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
評伝というのは、下手をすると本人の一人語りに終わってしまうのだけれど、この評伝は、そうした贔屓の引き倒しに陥っていない。しっかりと周辺各位への取材を欠かさず、何が小田和正をしてこんな高齢まで第一線での活動を続けさせるのだろうか、という我々の疑問に応えようとする。答が出ているわけではない。しかし、四人時代のオフコースからのファンの一人として言わせてもらうと、ここまでその問いに誠実に向き合った本はなかったし、そうでなければ小田和正の承諾は得られなかっただろう。ある程度頑張るだろうとは思っていたけれど、七十歳を過ぎての活躍は嬉しい誤算。この評伝に新たな一頁を加えられたら、それほど嬉しいことはない。まあ、ファンの欲目があるとしても、労作であり、読めばそれが報われることは間違いない。