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金沙後宮の千夜一夜 砂漠の姫は謎と踊る (角川文庫)
【カクヨムWeb小説コンテスト〈ライト文芸部門〉特別賞(第8回)】砂漠の一部族の少女ファリンは、呪いの噂のある後宮に入れられた。しかし噂とは違い、そこは快適で、彼女が書い...
金沙後宮の千夜一夜 砂漠の姫は謎と踊る (角川文庫)
金沙後宮の千夜一夜 砂漠の姫は謎と踊る
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商品説明
【カクヨムWeb小説コンテスト〈ライト文芸部門〉特別賞(第8回)】砂漠の一部族の少女ファリンは、呪いの噂のある後宮に入れられた。しかし噂とは違い、そこは快適で、彼女が書いた物語が人気となる。ファリンは美青年サイードと共に、後宮の「呪い」の調査を命じられ…。【「TRC MARC」の商品解説】
砂漠の大オアシス一帯を預かる有力部族に生まれた少女ファリンは、族長の孫娘にもかかわらず、幼い頃に両親が失踪したせいで、伯父と義妹に虐げられてきた。
しかし、砂漠を統べるバームダート帝国より、義妹を後宮に上げよと命が下り、ファリンの人生は激変する。
皇帝は血に飢えた暴君で、その後宮は呪われていると噂されている場所――。
恐れをなした義妹の代わりに、ファリンは後宮に入れられてしまう。
だが入ってみれば後宮は快適な場所で、年の近い友人妃たちと悠々自適な生活を送っていた。
そんなある日、ファリンと友人たちの“ある妄想”から生まれた「同人誌」が妃たちの間で大流行する。
それは美丈夫である皇帝と、その最側近を務める美青年、サイードの禁断の恋の物語!
描写のリアリティを高めるため、ファリンは取材と称して外廷に侵入するが、盗み見していたところをサイードに捕えられてしまう。
絶望するファリンだったが、ある条件と引き換えに罰を受けることを免除される。
それは、後宮で囁かれる「呪い」と呼ばれる様々な事件を調査し、それが超自然的なものではないと証明するのに協力することだった。
ファリンはサイードと、子トラ姿の精霊・バァブルとともに、事件の調査に奔走し始める。
西方人の博物学者だった父譲りの知識で、後宮の「呪い」の噂の真相を紐解いていくが、その中で、生真面目だがまっすぐで等身大なサイードを知り、徐々に惹かれていってしまう。
だが「呪い」は次第にエスカレートし、皇帝も事件に巻き込まれる危険な状況に。
ファリンは事件を解いていく中で、呪いに隠されたある事実に気付くが……。
砂漠の後宮の呪いの正体、そしてファリンの想いの行方は――?
第8回カクヨムWeb小説コンテスト《ライト文芸部門》特別賞 受賞作。【商品解説】
目次
- 前夜 砂かぶり姫、後宮へゆく
- 第一夜 女子の平和を守るもの
- 第二夜 まさかこんなもので
- 第三夜 桃の香りがする娘
- 第四夜 自らを殺す毒
- 第五夜 死者は微笑む
- 最終夜 ナイト・フライト
著者紹介
干野 ワニ
- 略歴
- 「小説家になろう」「カクヨム」等のweb小説サイトで活動。2023年5月、サイトに掲載していた『転生ナイチンゲールは夜明けを歌う~薄幸の辺境令嬢は看護の知識で家族と領地を救います!~』(一二三書房)が書籍化されデビュー。同年5月、「千夜一夜ナゾガタリ~義妹の身代りで暴君に献上されたまま忘れられた妃は、後宮快適ニート生活を守るため謎を解く~」で第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ライト文芸部門〉特別賞を受賞。
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電子書籍
「ザイード様の隣は陛下のものなのに!」
2024/05/29 09:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
千夜一夜のタイトル通り、舞台は砂漠やオアシスやラクダがいる地域。
皇帝の第十六妃になったファリンは、皇帝と小姓頭ザイードの衆道小説を書く。
皇帝とザイードの関係を聞くと、皇帝がよく笑って許してくれたなと思った。
話が進むにつれファリンの博識さに驚いた。知識は身を助ける。
電子書籍
ぜひ続きも出してほしい
2024/05/25 01:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
義父義妹に虐げられて育ち義妹の代わりに後宮に入れられた少女は、皇帝とその最側近の衆道小説を書いて後宮に流行らせ、意外と快適に楽しく生活していた。
しかし取材のために後宮を抜け出していたのがバレて、後宮の問題を調査協力することと引き替えに罰則を免じられる。
異国人の父の知識を頼りに最側近ヒーローと共に様々な問題を解決するうちに惹かれ合ってしまう話。
面白かった!
中東後宮ミステリーは珍しい感じ。
まだ異国に旅立っちゃった両親の消息が不明だし、続きも出そうと思えば出せそう。
もふもふマスコットは帰っちゃったけど。
異国人の父の影響で知識が豊富で、外国語にも明るいという設定なおかげでエビデンスだのデータだのと外来語を平気で盛り込んでくる世界観面白いわ。
途中の、陛下の妃に焦がれてしまった気持ちを押し殺そうとするヒーローが地味に美味しかったですね。
結果的に押し切ることにしたところも良かった!
続刊が出るなら実はヒロインの父は異国の王族で、ヒロインはお姫様だから、勝手に婚姻を結んだのは無効だとかなんとか外交問題になる感じだろうか。
後宮ミステリー連作なのも面白かったんだけど、続刊出てくれたら嬉しいなぁ。