スペース金融道

投稿元：

レビューを見る

読むのが苦しい作品だった。ナニワ金融道のSFパロディ版らしいが、全然頭に入って行かない。こういう作品は本当に久々だ。前回読んだ「国歌を作った男」と同じ作家とは思えない。確かにこの類のスペースオペラ的作品は数多くあるがこれ程の物は今まで体験したことがなかった。ということで、当面は宮内悠介作品を読むのを控えようと思う。本当は読みたい本があったのだが、少し冷却期間を置きたい。

投稿元：

レビューを見る

宮内悠介、伊藤計劃亡き今SF界のトップランナーなのかな。何となくやけどこれについては楽しんで書いてそう。正直理屈についてはよく分からんけど、まぁ何となくでそれでええような気もする。

投稿元：

レビューを見る

初めての宮内悠介さん。面白かったー！　すごく好きなタイプでした。他のも読まなきゃ！　それにしても主人公可哀想すぎる笑。

投稿元：

レビューを見る

タイトルを見て予想した通り青木雄二『ナニワ金融道』のパロディだった。取り立ての舞台はなんと遥か未来の宇宙という、かなり野心的な設定ではあるんだけど・・・。
様々な本格SFのエッセンスが盛り込まれているとのことで、元ネタを知っていたらニヤリとさせられてそれなりに楽しめそうだ。しかし『ナニワ金融道』もアイザック・アシモフのロボット工学三原則もちゃんと読んでない（中居正広主演のドラマは観たことがある）私にとっては、ちょっととっつきにくかったというのが正直なところ。アンドロイドの意識に関する考察など、内包しているテーマは結構難しく感じられ、宮内さんらしいといえばその通りなんだけど、さすがにマニアックすぎるんじゃないかなあと思った。
語り手である取り立て屋と、その上司にあたるハラスメント男との掛け合いは馬鹿馬鹿しいながらも結構好き。初読時はあまり難しく考えずに読んだほうがいいかも。

投稿元：

レビューを見る

何にでもお金を貸して、どこにでも取り立てに行くという金融業者のお話。取り立ての本気度がすごい。というか、アンドロイドや機械はおろか、惑星とか植物まで借金しているのがすごい。どうやって契約結んだんだろう。意思の疎通ができるから良いのか。

とは言え毎度毎度、主人公ばかりが割を食うのはあまり読んでいてスカッとしない。最終的にあのイケスカナイ上司も何かないとエンタメとしてはモヤっとして終わるなと思いました。