本好きの子供たちへ
2024/04/24 11:25
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生新聞に連載していた文章をまとめたもの。小学生を対象に書かれた文章なので、平易ですが、内容は侮れなく、大人に向けても書かれている。作者の小学生のころの気持ちを振り替えながら、現在の子供たちの心に、しっかりと向き合う姿勢は、素晴らしい。何かのために読書をするのではなく、読書は新しい世界を知ること、言葉や知識との出会いの場であることを、繰り返し訴える。本が好きな子供が作家となり、多くの子供に、本を読む世界に遊んでほしいと願っているようだ。
辻村さんが若い人に贈る言葉
2024/03/31 22:08
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日子ども新聞で連載していたものをまとめたようだが、大人が読んでも共感できることがたくさん書いてある。例えば、「努力家」と言われることについて、辻村さんが必ずも嬉しいと思わないといった感情。読んでなるほどな、とか「うんうん自分もそうだった」と思えることが多かった。親子で読むのも良さそうだ。
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと早く読みたかったなと思う一冊でした。若い時に読んでおいたらよかったなと思う素晴らしい本になっています。
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あなたはあなたでいいんです、を優しく伝えてくれるほんわかエッセイ
ただ大人には少しだけ刺激が足りなかったので、
super beaverでも聴くことにします
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2024/04/23予約 35
最後の「別れと後悔」
高校生の頃、親友が大好きな作家の本をプレゼントしてくれた、とその作家本人の前で伝えた。すると、作家から今も仲良しなのか?と聞かれた。
今は連絡先も知らない、あんなに大好きな友だちだったのに
なんとなく繋がりが切れてしまった。
離れてしまった後悔はあるけれど、あの日々は今も色褪せてない。出会いと別れ、時間の積み重ねが今の私を作った。
そんなエピソード。
泣けそうになった。同じような経験があったから、それを私は後悔していたから。
でもそういう考えもあるんだ、ととっくに大人になったけれど教えられた感じ。
読むタイミングによって感じるエピソードは違うだろうな。
読みやすくいい本です、もちろん大人にも。
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「辻村さんは大人なのに、どうして子どもの気持ちがわかるのですか?」
毎日小学生新聞の連載をまとめたエッセイ集。
あの時、上手く言えなくてのみこんだひと言、モヤモヤした思い、感じていた気持ち、そういうものを忘れずに大人になって、今は伝えられる言葉を持っている辻村さん。
そんな素敵な大人になれた辻村さんが、これから大人になる子供たちへ、自らの体験を元にまっすぐに語りかける。
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小学生新聞のエッセイなので、語り口が子供に向けたものですが、大人が読んでもハッとさせられる事があり、辻村さんらしい温かいエッセイでした。
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小学生の頃の自分と今の自分。
中身はほとんど変わっていないような感覚がある。
なんとなく、辻本深月さんもそういう方なのかな?と思う。
あの時のうまく言葉に出来なかった気持ちが、優しく繊細な文章で表現されていて、なんだか嬉しくなってしまった。
子どもだった自分に読ませてあげたいなぁ。
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え、なにこれ、最高じゃん。
辻村先生が「やっぱり好きだ」と思った一冊。
本が好きで、テスト期間中でも読んじゃうし、小説をこっそり書いてて、それが良くないって、役に立たないって言われて悲しかったけど、でも少しワクワク感があったり。
読んでいて共感や発見があった。
読書感想文にもおすすめ。
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毎日小学生新聞で連載されていたものだから、小学生に語りかけるような文章で、読みやすく温かかった。
自分の真の心の動きを捉えて、言葉にしておく大切さは、辻村さんの小説に通じているところだなと感じた。
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作者が、毎日小学生新聞で連載していた記事を1冊の本にまとめたもので、子ども向けの優しい文章で綴られています。
心に抱く感情の言語化(文章化)を大切にして欲しいという作者の想いをエピソードとともに、対象である小学生に伝えています。
子供向けに平易な言葉で書かれていますが、大人が読んでもハッとさせられます。昔々、自分も子どもだった頃に疑問に感じた大人の言葉を、知らず知らずに私も子どもにかけてしまっていたなと思い出させてくれる本です。
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今月から大学生の私が読むには少し遅かった気もしますが、読みました。
この本は、毎日小学生新聞の連載記事をまとめたものです。短いエッセイが40以上収録されていてとても読みやすかったです。
この本を読んで、人の意見=自分もそうであるという前提でしか今まで考えてこなかったことに気づきました。「自分の言葉で」の大切さを知ることのできる本です。
苦手だけど好き!があってもいいという考えには感動しました。苦手=嫌いと思って私は本を避けていたのかも…そして、お話にもあった、『大人からの「本を読め」に無意識の期待が込められていること』に気づき反抗したくなったからかも笑
最近、私は学びたいことを決めて将来を見据えた行動を取らなきゃ!無駄なことなんてしてる暇がない!と思っていたけれど、「何かのためとか役に立つ、立たない」とかで物事を決めてはいけないというお話にはハッとさせられました。焦りすぎもよくないですね、、
主に小学生向けに書いているお話ですが、大人になっても思わぬ気づきに出会える素敵な本だと思います。
生き急いでしまう時に心を落ち着かせるために読みたいです。
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大好きな辻村深月さんのエッセイ。辻村さんは子供の頃に感じたことのあるモヤモヤ(今でも感じているかも)を書いてくれる。何故そんなに分かってくれるのか、読んで少し分かった気がする。周りをよく見て、考えている、とても包容力のある方だなと思った。
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辻村深月さんが毎小新聞で連載しているエッセイをまとめた一冊。小学生を対象に書かれたものですが、年齢に関係なく理解できる•感じられる何かがたくさんあると思います。
丁寧な言葉のひとつひとつが、するりと胸の内に入りこみ、暖かな気持ちになれました。著者の小説ではいつも緻密な心理描写に驚かされ、「どうすればこんな風に考えられるのだろう?」と不思議に思っていましたが、本作を読んで辻村深月さんの視点が少し垣間見えた気がします。
これからも一読者として作品を楽しみにしています!
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毎日小学生新聞の連載をまとめた本。
小学生向けに書かれていて、大人からの押し付けではなく、自分がどんなふうに思ったかを大切にしようというメッセージが印象的だった。
辻村さんは、子供の時や大人になってからも、さまざまな場面で自分が思ったことを大切にして、それを文章にすることが上手なんだなと思った。
私も本を読むのが好きだけど、それができる小説家さんはすごいなと思う。