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紙の本
雑草と日本人 植物・農・自然から見た日本文化 (草思社文庫)新刊
著者 稲垣 栄洋 (著)
戦国武将は大事な家紋に雑草をあしらった。どうして日本人は、雑草を愛するのか。そして、雑草を愛する日本人とは、いったいどのような国民なのか。雑草生態学の権威が、斬新な視点か...
雑草と日本人 植物・農・自然から見た日本文化 (草思社文庫)
文庫 雑草と日本人:植物・農・自然から見た日本文化
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商品説明
戦国武将は大事な家紋に雑草をあしらった。どうして日本人は、雑草を愛するのか。そして、雑草を愛する日本人とは、いったいどのような国民なのか。雑草生態学の権威が、斬新な視点から提示する新・日本人論。〔「雑草が教えてくれた日本文化史」(エイアンドエフ 2017年刊)の改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
雑草は踏まれても踏まれても立ち上がらない。けれども──
「しなやかで強い日本人」を育んだ背景を探る。
雨が多く高温多湿な日本では、農作物がよく育つ一方、
雑草の繁殖も著しく、先人たちは常に草取りに励まねばならなかった。
また、自然や生き物の豊かさは時に脅威ともなり、
豪雨、洪水などの自然災害や害虫被害をもたらしてきた。
古来、日本人は豊かな自然とどう向き合ってきたのか?
その歴史から日本人固有の心性を浮き彫りにするユニークな日本文化論。
<目次より>
第一章 植物にも仏性を感じてきた日本人
西洋と日本でこれほど違う「雑草観」
イネ科植物の進化と文明
日本の自然には神が宿る 恵みと脅威の源泉
日本人固有の「自然」意識
日本の無数の生き物たちと田んぼ
仏教の殺生思想と日本人の生命観
第二章 農と自然が育んだ日本人気質
世界の農地荒廃と日本の田んぼのすごさ
日本と西洋の「植物分類学」の違い
雑草を悪とみる西洋人、雑草を活かす日本人
日本の豊かな自然と「引き算の文化」
草取りと日本人の人生観
稲作・自然災害と、日本人の協調性
日本の豊かな植物と日本人の「新しもの」好き
せっかちで辛抱強い日本人を生んだ背景
第三章 雑草のように、しなやかに
雑草が持つ「弱さという強さ」
逆境こそ雑草の生きる道
雑草の「戦わない戦略」
雑草にとって「変化」は最大の好機
しなやかな強さで生きていく【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第一章 植物にも仏性を感じてきた日本人
- 西洋と日本でこれほど違う「雑草観」
- 日本の雑草は手ごわい
- 「ヨーロッパには雑草はない」
- 「芝生に入るな」の背景
- 雑草を育む日本の気候と水資源
- 草取りという宿命
著者紹介
稲垣 栄洋
- 略歴
- 稲垣 栄洋(いながき・ひでひろ)
1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士。専門は雑草生態学。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省に入省、静岡県農林技術研究所上席研究員などを経て、現職。著書に、『生き物の死にざま』『生き物の死にざま はかない命の物語』『スイカのタネはなぜ散らばっているのか』『身近な雑草のゆかいな生き方』『身近な野菜のなるほど観察記』『蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか』(いずれも草思社)、『身近な野の草 日本のこころ』『はずれ者が進化をつくる』(筑摩書房)、『弱者の戦略』(新潮社)、『徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか』(東洋経済新報社)、『世界史を大きく動かした植物』(PHP研究所)など。
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