目次
パワーハラスメント 第2版 (日経文庫)
- 岡田康子(著)/ 稲尾和泉(著)
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第1章 社会問題化するパワハラ
1 個別労働紛争が激増、職場での対策が急務に
(1)パワハラ相談は急増している
(2)企業が大きな不利益を受ける可能性
2 労災認定されるようになったパワハラ
(1)「ひどい嫌がらせ、いじめ」を判断指針に追加
(2)会社の責任が認められるケースも多い
3 言葉の普及によって起きている変化
(1)何でもパワハラにする部下
(2)加害者にも被害者にもなりうる怖さ
4 裁判例に見るパワハラの実態と企業・加害者が負うリスク
(1)加害者だけでなく企業も責任が問われる
(2)裁判に至る前にできることがある
5 誤解から新たな問題を生まないために
(1)「パワハラ」という言葉を正しく理解する
(2)パワハラのない職場は自分でつくる
第2章 パワハラとはそもそも何か
1 パワハラはこうして生まれた
2 パワハラの定義
(1)「職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に」とは
(2)「業務の適正な範囲を超えて」とは
(3)「精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」とは
3 データで見る実態と影響力
(1)パワハラと感じる言動のタイプと受け取り方
(2)だれがパワハラを感じやすいのか
(3)周囲へも悪影響を与える
4 職場で問題がどう進行するのか
(1)ケーススタディ:上司の叱責を苦にうつ病になって退職
(2)指導がパワハラへとエスカレートする
5 パワハラを起こしてしまう理由
(1)加害者の気持ちを考える
(2)パワハラに発展するメカニズム
6 パワハラの起きやすい職場環境
(1)閉鎖的な職場
(2)忙しすぎる職場、暇すぎる職場
(3)人や仕事のマネジメントが徹底されていない職場
第3章 職場で起こるさまざまなハラスメント
1 「○○ハラスメント」を整理する
(1)セクシュアルハラスメント ― 世界的なムーブメントとなった#MeToo
(2)モラルハラスメント ― パワハラと同じ意味
(3)マタニティ(パタニティ)ハラスメント ― 妊娠・出産や育児は女性だけの問題ではない
(4)ジェンダーハラスメント ― セクハラ、パワハラに発展も
(5)ケアハラスメント ― 介護離職は他人事ではない
2 職場で起こるハラスメントの共通点を理解する
(1)NOと言えない力関係がある
(2)侮辱された感覚をともなう
(3)だれもが被害者にも加害者にもなる
(4)エスカレートする
(5)言語と非言語で行われる
3 海外の動向を知る
第4章 パワハラと指導の境い目はどこにあるのか
1 暴力、暴言によるパワハラ
ケース1 言うことを聞かないと嫌がらせをする上司
2 新入社員への厳しい指導がパワハラに
ケース2 上司の言葉を書き留めた手帳
3 長時間労働とパワハラ問題が同時に起こったら
ケース3 まじめで几帳面な部下が倒れた
4 メールでの叱責はパワハラか
ケース4 成績不良の部下を叱咤激励するメールを部員全員に出した部長
5 部下の不正行為を厳しく叱責したらパワハラか
ケース5 課長の不正経理を厳しく問いただした部門長
6 派遣社員同士のいじめもパワハラなのか
ケース6 同僚のいじめで抑うつ状態になった派遣社員
7 部下の態度が悪く、つい怒鳴ってしまうのはパワハラか
ケース7 同僚を誹謗中傷する社員を注意した人事部長
8 部下同士のトラブルを放置するのはパワハラか
ケース8 部下から「パワハラだ! 」と訴えられた
9 パワハラと懲戒処分の関係
ケース9 教授が大学院生へパワハラメール20通
ケース10 部下を足げり、暴言。警部補を減給・降格
ケース11 市民病院の薬剤師が部下にパワハラで処分。上司の管理監督責任も
10 指導の延長で人格否定や非難を行うとパワハラに
(1)パワハラとセクハラの違い
(2)適切な指導がパワハラに発展する理由
第5章 パワハラへの対処法を知る
1 必ず対処すべきレベルのパワハラ問題
(1)レベル1:犯罪行為にあたる
(2)レベル2:労働法にからむ問題がある
(3)レベル3:社員がメンタル不全になる
2 会社や部門によって対応が異なるレベル
(1)嫌悪感や怒り、不安をぶつけてしまう
(2)過大要求をしてしまう自分の意識チェックシート
(3)部下側の問題から誘発されるパワハラ
3 「行為」を叱って、「人」を叱らず
(1)常識のない部下をどう指導するか
(2)具体的な改善策をともに考える
(3)本人が納得できるように説明する
第6章 パワハラにならないコミュニケーションを身につける
1 効果的なコミュニケーション法
(1)メールやLINEで叱責をともなうような指導はしない
(2)部下の意欲を引き出す伝え方
2 「業務上必要なのか」を問う
(1)使い走りはパワハラか
(2)上司も部下も人としては対等
3 どんな言葉で伝えたらいいのか
(1)言葉で線引きはできない
(2)部下が受け入れやすいコミュニケーションのコツ
4 言葉以外のメッセージを理解する
(1)パワハラととられる体の動き
(2)部下の誤解を防ぐポイント
5 自分の感情を大切にする
(1)あなたはイライラしていないか
(2)がまんしないですぐに指摘する
6 問題が起こったらどうするか
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