目次
「毒と薬」のことが一冊でまるごとわかる
- 齋藤 勝裕(著)
-
第1章 毒と薬はどう違うのか?
1-1 病気・怪我との戦いから生まれた「薬」―薬の歴史
1-2 なぜ、人類は「毒」を求めたのか?―毒の歴史
1-3 毒と薬は“匙加減”で決まる―毒物の目安
1-4 毒と薬の強さの目安は?―統計的方法
第2章 毒か薬か、それが問題だ!
2-1 毒が薬にもなる「毒の副作用」?―サリドマイド事件
2-2 キノホルムにも「毒の副作用」?―スモン病
2-3 薬害とはどのような害なのか?―C型肝炎、薬害エイズ、ヤコブ病
2-4 不老不死の薬を追い求めて―後醍醐天皇のレシピ
2-5 原料は何でもよい、効きさえすればOK―精力剤
2-6 秘伝の秘薬が欲しかった?―ミイラも薬
第3章 毒は如何にして人を殺すのか?
3-1 失明、落命のメカニズム―メタノ―ルの毒
3-2 なぜ、毒物で人は死ぬのか(1)―青酸カリの「呼吸毒」
3-3 なぜ、毒物で人は死ぬのか(2)―フグの「神経毒」
3-4 なぜ、毒物で人は死ぬのか(3)―キノコの「神経毒」
3-5 なぜ、毒物で人は死ぬのか(4)―サリンの「神経毒」
3-6 なぜ、毒物で人は死ぬのか(5)―重金属の毒
3-7 なぜ、毒物で人は死ぬのか(6)―元素がもつ「放射線という毒物」
第4章 植物・菌類のもつ毒性と薬性
4-1 人が生きて来られたのは毒物のおかげ?―毒の文化圏
4-2 草本類の毒植物たち―トリカブト、ヒガンバナ、スズラン
4-3 木本類の毒植物たち―トウゴマ、キョウチクトウ、シキミ
4-4 毒キノコかどうかの判別はプロでもむずかしい―カエンタケ、ドクツルタケ、ニガクリタケ
4-5 猛毒トップランキングの細菌類―ボツリヌス菌、破傷風菌
第5章 動物のもつ毒性と薬性
5-1 なんと、哺乳類・鳥類にも毒をもつものが?―伝説上の「鴆」が現代に甦った?
5-2 爬虫類と「毒のエキスパ―ト」クレオパトラ―コブラか、クサリヘビか
5-3 両生類の毒をなめてはいけない!―ヒキガエルvsヤドクガエル
5-4 魚介類は猛毒のツワモノでいっぱい―フグ、ヒョウモンダコ、イモガイ(ハブ貝)
5-5 昆虫の毒、体は小さくても侮るべからず!―触らないが原則
第6章 化学物質のもつ毒性と薬性
6-1 知られていなかった重金属の毒―水銀、カドミウム、鉛
6-2 ポロニウム暗殺事件―放射性元素
6-3 1500億人を殺せる毒物とは? ―青酸化合物
6-4 農薬は人間社会へもダイレクトに影響する―化学産業と化した農業
6-5 なぜ、気体の毒が使われるのか?―化学兵器の毒
第7章 麻薬・覚せい剤の毒性とはどのようなものか
7-1 薬物は脳の神経細胞にどう影響するのか?―耐性と離脱症状
7-2 麻薬の毒性とは?―幸福感と破滅
7-3 覚せい剤の毒性とは?―「覚せい」は錯覚
7-4 大麻、LSD、危険ドラッグ―麻薬を超える危険度
第8章 天然物から生まれた医薬品
8-1 漢方薬は天然の物を利用している―中国4000年の知恵
8-2 抗生物質が病気を治す―耐性菌との戦い
8-3 欠乏しても、過剰でもいけない必須微量元素―酵素の働き
8-4 ビタミンとホルモンは医薬品?―本質的な医薬品
8-5 媚薬の成分を調べてみる―プラセボ効果
8-6 美容薬にボツリヌス菌?―毒は薬にもなる見本
第9章 化学合成薬は人為的に作られた医薬品
9-1 アスピリンの解熱・鎮痛作用とは―酵素の働きを阻害
9-2 バイ菌をやっつける合成抗菌薬―抗菌剤
9-3 抗がん剤が効くしくみ―分裂を阻害
9-4 金属を含む合成医薬品―金、銀、白金、水銀
9-5 麻酔薬が効くメカニズムは不明?―全身麻酔と局所麻酔
9-6 RNAを使った新型コロナワクチン―最新免疫法
第10章 ヒトを救う「未来の医薬品」の候補たち
10-1 薬剤の概念を変える「分子膜抗がん剤」―超分子の薬剤
10-2 分子膜でがんワクチンができる!―免疫の抗原抗体反応
10-3 タ―ゲットだけを攻撃する薬剤―分子膜DDS
10-4 DNAを役立てた医薬品を作ろう―テ―ラ―メイド、ゲノム編集
10-5 難病治療の切り札iPS細胞―体細胞での薬剤作り
10-6 人は永遠に生きられるか?―不老長寿の薬
薬 ランキング
薬のランキングをご紹介します薬 ランキング一覧を見る
前へ戻る
-
1位
-
2位
-
3位
次に進む