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邪宗門 下(河出文庫)

邪宗門 下 みんなのレビュー

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.7

評価内訳

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7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

硬派に

2016/11/07 12:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東行 - この投稿者のレビュー一覧を見る

30数年振りに再読。高橋和己の中では、憂鬱なる党派が一番印象に残っていて
復刻され購入して再読したのがきっかけで、邪宗門も再読しました。
前回の記憶がまったくなくなっており、改めて高橋氏の真面目な文学に触れました。
本当に夭逝した事残念です。

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2014/08/15 15:20

投稿元:ブクログ

読了。

敗戦後、千葉潔がひのもと救霊会を用いて、破滅の道をただ進んでゆく。
人が神に成ろうとし、人が生を否定した時、この世は確実に崩壊するのだと知った。

「人間は意志の自由をもつものではない。それはすべて神の御心のうちにある。空しい存在であるにも拘らず、それが充実しており、最高の権威つまりは神のみ栄えに対して服従すべき者が、自らの意志によって何事かを実現しうると思いなしたこと、それ自体が悪なのである。」

千葉潔は、神を信じないとし、しかし人が持ち得る力を見捨てなかった。
彼を教主と崇めるものは、彼を神の代行と信じ、己に秘めた奇跡の力を披露した。

ここには、大きな矛盾がある。
けれど、この「力」はやはり人そのものであると私は思う。

生まれてきたことから始まる様々な苦しみの果てに、何を求めるのだろう。
しかし、苦しみの中で生きることから逃げない人々にとっての「生」に何の価値も見出さないとすれば、あまりにも切ない。

そうした中で、潔の背中合わせであった阿貴の感覚は、私にとって愛おしいものだと感じるし、だからこそ潔は阿貴に手を差し伸べようとはしなかったのだろう。

人が苦しみ抜いた果てに得る純粋の力の結晶。
それは人というものが在る中で切り離せない力なのだと思う。
それは「あり得ざりし歴史」ではない。

「なるほど宗教というものは、この二十世紀においてはそれ自体すでに反時代的なのかもしれぬ。しかしその反時代的な要素、頑固さ、一徹さ、愚かさを失っては、宗教的信念にはもはや何の意味もない。」

2015/07/28 09:39

投稿元:ブクログ

23年間の読書経験で間違いなく最高の作品。

ルッツェルンからウィーンまで、10時間電車に閉じ込められた中で、視界の端を流れていく中欧の牧歌的な風景と共に読んだことは、一生忘れない。

2015/10/19 18:57

投稿元:ブクログ

軍事統制下を抜け、戦後の貧困を引き受けようとした宗教団体の破綻を描く。天才的筆致とは本書をして言うのだろう。
生死、貧困、救済と滅び。血みどろで生きる息遣いが感じられる小説。

2014/08/18 15:48

投稿元:ブクログ

下巻。
戦後の混乱の中、復員した千葉潔の指導により、教団は破滅へと向かう。最終的にそれを生き延びる人間はそう多くはない。

『あとがき』によると、この小説は、確かに幾つかの弾圧された宗教をモデルとした側面もあるが、基本的には『〈世なおし〉の思想を、教団の膨張にともなう様々の妥協を排して極限化すればどうなるか』という『思考実験』の結果である……とのこと。解説にある『観念小説』としてはそれは正しいし、面白いのだが、逆に現在の小説作法の観点から見ると、人物造形的にもストーリー的にも極端から極端に走る傾向が強くなってしまうのは確か。
かつて熱狂的な支持を受けながら、その後は忘れられたのは、この辺りに原因があったのかもしれないなぁ……。

2014/08/06 10:42

投稿元:ブクログ

戦時下の弾圧で壊滅し、戦後復活し急進化した“教団“。その興亡を壮大なスケールで描く、39歳で早逝した天才作家による伝説の巨篇。今もあまたの読書人が絶賛する永遠の“必読書”! 解説:佐藤優。

2016/12/13 15:17

投稿元:ブクログ

上巻に続き下巻も、引き込まれ打ちのめされながら読破。
壮大で激しいストーリー。宗教・思想・戦争・集団心理など様々な要素を組み込みまとめられた構成力。
そして、見事な人物描写。主人公・清水潔や阿礼・阿貴姉妹を中心に教団関係者の姿を通して、さまざまな「人間」の本質や生き様が見えてくる。
これほど「圧倒的」な小説はなかなか巡り会えない。今年一番の読書体験だった。

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