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みんなのレビュー26件

みんなの評価4.6

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
26 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

結構面白かった。

2017/10/26 20:30

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

訳者は前語りで、

『 つまらない挿話は省いたのか。無意味だと判断した書き足しを削ったのか。
すっきりさせて「ダイエット版の現代語訳 平家」を生んだ?
 否だ。
 私はほとんど一文も訳し落とさなかった。敬語だって全部訳出した(むしろ増やした)。
章段の順番もいっさい入れ換えなかった。』

『 私は全身全霊でこの物語を訳した。
 鎮魂は為せたと思う。』

こう言っているので、安心して読めた。
原文ではとても読む気になれないし、どうにかこの訳で、途中飛ばし飛ばししながらも
何とか読み通せたので、良かった。
この訳によって、登場人物たちがより生き生きと描かれているのだと思う。
結構面白かった。
現代でも馴染みのある神社仏閣が、物語の舞台として結構出てきて、これも良かった。



試しに一部分を、手元にあった原文(版が違うかも?)と併せて載せてみた。

薩摩の南方の洋上にある鬼界が島についての描写の部分。


嶋の中にはたかき山あり。とこしなへに火もゆ。硫黄と云物みちみてり。
かるがゆへに硫黄が嶋とも名付たり。いかづちつねになりあがり、なりくだり、
麓には雨しげし。一日片時、人の命たえてあるべき様もなし。


 島の中には高い山がございます。
 永久に火が燃えております。
 硫黄というものがいっぱいです。
 そのために硫黄が島とも称されるのですが、まあ噴火の轟がいつも鳴り上がること、
そして山頂より鳴り下ること、それから麓では雨がしきりです。
一日片時といえども人が生きていられるところとは思えません。


壇ノ浦の合戦中の出来事。


「けふは日くれぬ、勝負を決すべからず」とて引退く處に、おきの方より尋常にかざっつたる小舟一艘、
みぎはへむいてこぎよせけり。磯へ七八段ばかりになりしかば、舟をよこさまになす。
「あれはいかに」と見る程に、船のうちよりよはひ十八九ばかりなる女房の、まことにゆうにうつくしきが、
柳のいつづれぎぬに、紅のはかまきて、みな紅の扇の日いだしたるを、舟のせがいにはさみたてて、
陸へむいてぞまねひたる。


とはいえ「今日はもう日が暮れてしまう。決戦は無理だ。」というわけで、引き揚げはじめた。
 そのときだった。
 沖のほうから立派に飾り立てた小舟が一艘、汀をめざして、来る。
 漕ぎ寄せる。
 と、磯へ七、八段ほどの距離となったところで、船の向きを横にする。
「あれは、なんだ」源氏の軍兵たちは訝る。
 目を離さないでいると、船屋形から年のころ十八、九の女房が現れる。
柳の五衣に紅の袴を着て、優美なことこの上ない。紅の地に金箔でもって日輪を描いた扇を持っている。
いや、扇は竿の先についていて、その竿を持っている。その竿を船乗りたちが足場とする船の縁板に建てる。
それから、陸にーー源氏の武士たちにーー向かって手招きをする。

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紙の本

難しいけど面白い。

2022/08/17 12:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:抹茶 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ふとした今日まで買ってみました。とても長いのですが、現代語訳されてるのでスラスラと読むことができます。わからない言葉が出た時は調べて新しい知識も得られました。昔の話なのに心が痛むところとかもあったりして、小説に時代は関係ないんだなと痛感します。

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紙の本

驚異の物量。

2019/07/21 17:36

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る

語り口が耳元で聞こえてくるような名訳。
やはり戦の場面が一番盛り上がるというか、琵琶の音が聴こえてくる。
昔教科書に載っていた部分以外の平家物語をちゃんと読めたのは初めて、だと思う。
後半の幼子が多く死んでいく場面はやはり悲しい。と同時に、実に上手い語り口!
月報でも書かれている通り、中盤の語り口が急に変わる場面はゾクッとする。
からかわれる猫間中納言にはちょっと笑った。

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2017/01/18 20:11

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2017/01/21 15:33

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2017/07/17 09:52

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2017/01/14 17:45

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2017/02/22 13:57

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2017/07/22 21:19

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2017/08/15 21:33

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2019/05/03 22:46

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2019/01/14 21:07

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