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怖いです。マジ怖いです。ラストが怖いです。そこまでなんかどうでもよくなるくらい読み終えた後のほうが怖いです。でも貴志祐介日経新聞のコラムでは考えられないくらい笑えるおっさんです。いつもこういう小説かいてるからこそそのギャップに驚いてます。
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多重人格者の話と思いきや、かなりオカルト色が強い。心を読める女性が多重人格者に触れたときにどうなるのかというのも結構面白い題材だと思った。
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エンパス能力のある女性が主人公。
その能力をいかし被災地でのボランティアをしていた時に、多重人格の少女に出会う。内容は多重人格を触媒としたオカルト小説。展開に無理を感じるのは前半にあった現実感が後半突然失わせるからか?(それがまた恐怖でもあるが。)
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賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。
【感想】
http://plaza.rakuten.co.jp/tarotadasuke/diary/200504180000/
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終わらない恐怖。それが貴志祐介のホラーテーマなのだろうか。
この小説に関してはホラーらしいホラーだったのではないかと思う。多重人格障害といえど、「黒い家」に比べると随分とオカルト要素が強い(まぁ黒い家は完璧なホラーサスペンスだが)傾向である。
物語は、人の強い感情を読みとることが出来るエンパスの能力者、由香里が阪神大震災後の病院で一人の少女、森谷千尋と出会うところから始まる。由香里はその能力故に千尋が多重人格障害であることを見抜いてしまう。なんとか千尋を救おうと他の人格達と交流を深めるなか、突然十三番目の人格ISOLAが出現する。その人格は今までに無いほどの邪悪なオーラを纏い、由香里を恐怖の坩堝へ陥れる・・・というもの。
有名なダニエル・キイスの著作「24人のビリーミリガン」とは変わって千尋〔解離性同一性障害者〕の虐待のトラウマや人格統合への治療過程などは掘り下げず、ただひとつの恐怖の人格をめぐるエンターテイメント的な内容。これを読んでも多重人格障害がどんなものかは漠然としか分からないと思います。それでも貴志祐介の心理学などの豊富な知識は脱帽もの。しかし、私は知っていたから問題なかったがISH(内部協力者)−ビリーミリガンでいうところの‘教師’の人格か−についてもう少し詳しい説明が有った方が良かったのではないだろうか(ストーリー性には差し支えないが)
どこがオカルト的かというと、その問題の十三番目の人格ISOLAが悪霊となって千尋の躰を抜け出し(俗に言う体外離脱)次々と人間を殺していくというもの。ありえねーだろ!!という展開に現実味をもたせる説得力が弱かったかな?と思わせる一品でした。
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13人格を解析していく、推理小説のような面白さがあります。特に、”漢字”が好きな人にお勧めです。主人公はとても好感が持てるので、ハッピーエンドにしてほしかった……
また、ラストシーンは本気で怖いです。
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最初はよくある多重人格の話だと思っていまいち乗れずに読んでたけれど、途中から「えっ!こういう展開に?!」なってきました。
夜読んでて物音がしたらビクッとして結構コワカッタ!
精神系(?)、心理学系は昔から好きな分野だしまぁまぁ楽しめました。
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多重人格を題材にした話。結局他人の怨霊?生霊?だったのは私的にはちょっと…って感じ。でも、その怨霊が消滅後にも残った影響は、貴志さんらしいというか、さすがです。
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貴志 祐介で一番最初に読んだ作品。この人の作品によく共通して言える必ずしもハッピィエンドとはいえない終わり方。最高です。最後の最後に鳥肌が立ちます。
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多重人格ものは、それぞれの人格がなかなか覚えられなくてちょっと苦手でした。でもこの作品はとても読みやすかったです。多重人格に加えて、主人公の不思議な能力や幽体離脱など、様々な要素が入っているにも関わらず、それらをすっきりとまとめていて消化不足感は、まったくありません。
ラストだけは若干、後味が悪いのですが私は好きです。
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ラストがそうくるか!という展開。
鳥肌立った
ビデオ見たらラスト削られてて悲しかった
(´・ω・`)
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それぞれ一人ひとりの人格になんだか共感してしまいました。それだけに、ラストには驚愕。
これで漢和字典を「新字源」に決めたなんて言えない(笑
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人の強い感情を読み取る能力を持つカウンセラーが、多重人格の少女と出会い、隠れた13番目の人格に出会う時恐怖が始まる。貴志さんの作品にしては平凡。怖さもイマイチ。ISOLAの名前の由来がわかったとき「そうか!」と思ったくらい。
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おもしろくはあった。途中までが一番よかったなぁ…途中からあんまりぶっとびすぎてて陳腐だった。うんでも別にいいけどね。
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多重人格少女にエンパス(テレパスの亜種らしい)のお姉さんが加わってゴジラ対モスラのような夢の対決感をかもし出しているホラー小説。
主人公のお姉さんは火田七瀬を彷彿とさせて良いキャラなんですが貴志祐介の筆力を持ってしてももう多重人格はおなかいっぱいだよ!て感じ。
クリムゾンの迷宮の時にも思いましたが私はこの人の作品を読むのが遅すぎです。5年前に読んでれば最強だったはず。