紙の本
愛は勝つもんか!
2001/01/21 19:06
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投稿者:りく - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫野カオルコは独自の一貫した見解から、恋愛に関する疑問、矛盾を指摘する稀有な作家である。この本は、オリビアを聞きながら、の痛烈な批判から始まるが、これはなかなか共感できるのではないかと思う。誰もが、心の片隅に引っかかっていた、それは見当違いだろ、とツッコミを入れてやりたくなるような事象を細かく分析してくれる作家。それが、姫野カオルコなのである。
恋愛や結婚について、めんどくさい固定観念はかなぐり捨てたくなる1冊。読んだら、けっこうストレス解消になるのでは。
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オモロい!よう!毒舌。もてない女代表風な、開き直り加減がすっごい好感もてた。友達になりたい。ってか恋の相談したい。
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おぃぃ!そこをツッコムかぁー!(爆)
なるほど!その手があったかー!(爆)
うむぅ、言われてみれば確かに…
の本です。
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姫野さんの考え方が好き。
16歳で姫野エッセイに出会って、10年たった今でも共感しちゃう。
理論派で、でも乙女で。
宇宙人なんかいないって言いきっちゃうけど、星占いは信じてるみたいな。
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男と電話と歌にまつわるエッセイ。
面白いよな、姫野カオルコ。今、エッセイの面白いのは、中村うさぎと姫野カオルコだと私は思ってるんだけど。
にしても、彼女の「プリティウーマン」への嫌悪は根深い。って、むしろ私も同じように、くだらねぇ映画って思ってるので、毎度その通りと拍手してしまうんだけどね。…あの映画がヒットした理由は、ギアの身長の低さゆえだと私は思う。てか、そう思わないと納得がいかん(自爆)
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「ほんとにもう女ってやつは非論理的で感情的で「好き・嫌いのモノサシ」でものごとを判断するからたまらない。
と、男性は言う。
だからその後期待にお応えしようと思う。」
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発表順にいえば「禁欲のススメ」と「初体験物語」の間に発行された1994年のエッセイ。
小説っぽいのがうざかったのでエッセイにしたが、やはり底が見えた感じがして新鮮さがまったくなくなっていた。続けて読んだからだろう。
書き手は現実に近い虚構をエッセイで語る。読み手は現実でもの
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この作家は初読。名前からどうせバブリーバリバリだろうというイメージで読み始めたら、あら不思議、人生幸朗のボヤキ漫才かよという歌詞にツッコミ、マンガにツッコミ、映画にツッコミ。どう読んでもバブリーなモテる女性の文章と違う。途中で判明してくるんだけど、中2から同じシャツを着ている、非モテ系の女性だった。
ボヤキやツッコミということで、女宮沢章夫という感じかというと、入りはそんな感じだけど、落ちるところは宮沢章夫ほどとんでもないところに落ちないので、ダイナミックな笑いは呼ぶわけではない。でもなんだか納得してしまうのである。
この手の軽い感じのエッセイは、ブログなどのネット世代と非常に親和性は高いのではないかと思う。ただ、作家はプロなりの語彙力と展開をわきまえており、凡百のネット時代の作家よりも「読ませる」文であることは間違いない。