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青年のひきこもり 心理社会的背景・病理・治療援助 みんなのレビュー
- 狩野 力八郎 (編), 近藤 直司 (編)
- 税込価格:4,400円(40pt)
- 出版社:岩崎学術出版社
- 発行年月:2000.1
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紙の本
20代の青年に増えている「ひきこもり」を精神医学的見地から27人の専門家が解説
2000/10/06 15:21
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
分裂病ではなく,また分裂病質でもなく,人格障害でもない。しかし長期間にわたって「ひきこもり」をする20代の青年が増えているという。これは従来の精神医学で検討されてきた症候学では分類のできないものである。
まえがきによれば,(1)すべての対人関係からのひきこもりではなく,一部の人とは交流する,(2)ひきこもりの開始が10代でも症例化するのは20代であったり,30歳代でのひきこもりもある,(3)治療や援助を求める動機付けの程度は低い,(4)本人が自発的に受診することは少ない,(5)単一の精神障害からではなく多様な精神障害から構成されている,(6)とはいえひきこもりは長期にわたる,(7)近年の社会・文化・家族の構造的変化と密接に関連しているように見える--と述べている。
こうした症例に詳しい27人の専門家が26章にわたって解説している。最近,話題になることの多い,インターネットに没頭して家族や社会からはひきこもる症例や,不登校との関連についても言及している。
(C) ブックレビュー社 2000
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