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ITパワー 日本経済・主役の交代 みんなのレビュー
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紙の本
にっぽんコラボレーション文化!
2002/05/09 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
Q 日本のIT革命はうまくいくんだろうか?
A みんなが変われば、自分もなびくのが日本。変わるときは、一気に変わる。
Q 日本人は独創性がない、と言われるが、国際競争に勝てるだろうか?
A 日本は、連歌のような、コラボレーション文化がある。むしろ、強みなのでは。
世界中で、IT化が進み、グローバル化が進み、国際的な大競争、が始まるという。
しかし、本書は、いたづらに不安にならなくてもよいのだ、という気分にさせてくれる。明快な回答をくれて、安心させてくれる本だ。
たしかに、日本は、隣の韓国なんかとくらべると、ITに関しては遅れているようだ。
それでも、まだ、ケータイがある。
コンテンツだってそうだ。
マンガ、アニメ、ゲーム、そして、それらのキャラクター。
ポケモンや千と千尋の神隠しをはじめ、日本のサブカルチャーは世界中で大人気なのだ。
そんなに悲観したものでもないのである。
バブルのころ、日本は経済だけが一流で、文化は三流だ、などと言われていたけれど、いまやカルチャーは一流といってもいいくらいなのだ。
また、独創性について、連歌のコラボレーション文化を持ちだしたのは、とてもおもしろい。
考えてみれば、アイディアは、1人の人間が机に向かって、ゼロから生みだすよりも、人との雑談のようなコミュニケーションのなかから生まれてくることが多いのだ。
コラボレーションというと、なんだか難しそうに感じてしまうけれども、雑談のなかから、いいアイディアがでてくるだけのこと、と考えればできそうな気がしてくる。
それに、日本人はもともと「和」を重んじるし、チームワークのなかから何かを生みだすのは得意中の得意だ。
コラボレーションに向いているのである。
本書は、ITだけでなく、日本人であることに自信をなくしているような人にこそオススメだ。
日本の知識人や文化人は、日本や日本人の悪口をいう人が多い。
批判するほうが、かっこよく見えるからだろうか。
だから、元気づけてくれる人や本って、すごく少ない。
その点、本書はとても貴重な存在だ。
紙の本
2000/3/27
2000/10/26 00:21
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投稿者:日経コンピュータ - この投稿者のレビュー一覧を見る
元一橋大学教授で現在はソニーの社外取締役である中谷巌氏と,慶應義塾大学教授の竹中平蔵氏が,日本のIT(情報技術)革命の将来像をディスカッション形式で語る。経済学者として著名な両氏は「工業化社会の担い手は今後淘汰され,ITを駆使する新しいデジタル世代が主役になって日本経済を変えていく」と主張する。
ディスカッションのテーマは,米国経済を牽引するIT産業,電子商取引に参入するコンビニの役割,ソニーの経営手法,情報家電の可能性など多岐にわたる。中谷氏が国立大教授とソニー取締役の兼任を人事院から認められなかった時のエピソードや,プレイステーション2などの話題にも触れ,読み物としても十分面白い。(井上)
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