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コント職人/構成作家としての仕事ぶりに感銘を受けまして。個人的にずっと気になる存在の宮沢章夫氏、初の長編小説。日常に潜むシュール、人間の記憶の曖昧さを掘り下げるミステリー。どこか全編に漂う、"いびつ"な感じが好き。
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タイトルどおり、探すという行為の小説。なんかインターネット的。探している過程で最初にさがしていたものを完全に忘れてどんどん寄り道していくと最初の目的どころか、探しているものすらもなにがなんだかわかんなくなっていっちゃう。不思議な小説。
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意味を考えないで読んで
意味を考えてしまった本。
なんもないように見えて
なんかある本。
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再読。もう10年も昔の作品なのかと驚く。
何か起こる様で起こらない話。ちりばめられた異常を拾い切らないまま、寧ろ割と無視して突き進む感じ。
何だったんだろう、と言う決着の曖昧な読後感は氏の戯曲にもあるような。
2009.08.11読了
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エッセイが面白そうと思ったのに、隣にあったこれを借りてしまった。自分が覚えていると思っていることは本当だったのか?とどんどん分からなくなるというのは、ふわふわしてしまう若い世代を主人公にした作品で見た気がするが、42のおっさんがというのは珍しいと思う。2010/2/2 読了。
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表題と装丁にひかれて読んでみました。
赤いチョークの線に導かれて
たどったところは 池袋 の路地裏
また、いきたいと思っても
たどり着けない。
そんな都市伝説みたいな物語でした。
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不条理大好きです。
多分に演劇的な世界観。
思い出せない名前、導かれる赤いチョークの線、抜け出せない池袋、たどり着けない目的地、そして、あらかじめ見失われた生きる意味。
混沌とした悪夢めいたエピソードの中から、宙ぶらりんな空虚さが浮かび上がる。
理屈なんていらない。不条理大好き。