投稿元:
レビューを見る
舞台には魔物が棲んでいる。取り分け、奈落の闇の奥には……。ちょっと「天守物語」を思わせる、幻想文学。歌舞伎好きにはお薦め。個人的にはもう少し量が欲しかった気も;
投稿元:
レビューを見る
数百年の時を隔てて、幻と現つ、ふたつの芝居の国の間に、束の間、回廊が
開かれ、きらびやかに、冷ややかに、精霊たちの宴が繰り広げられる。
赤江瀑の修羅と艶。
投稿元:
レビューを見る
いろいろな形の執念を垣間見る作品です。舞台を想像するのが難しかったですが入り込むと濃い陶酔がありますね。赤江先生久々でしたがやっぱり好きです。
投稿元:
レビューを見る
まさに「不思議系」な作品。
ページ数は少ないものの
その少なさを微塵も感じさせない
濃さはまさに文章の力がなすもの。
本当に別の世界にいるかと
錯覚するような文章です。
そして、迷い込んだ者たちがたどる
数奇な運命…
結末はどうとも取れるないようですが…
きっと打開されていると信じることとしましょう。
投稿元:
レビューを見る
一読しての印象は、「舞台の脚本みたいだな」ってこと。
流れるように美麗な表現と、冷静な視点。
演劇、または映像で見たくなった。
ただ、小説として好きかというとそれはない。
作品の雰囲気や文章は好き。赤江瀑氏の小説を読んだのはこれが初めてなので、他の作品も読んでみたい。