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動く家 ポータブル・ビルディングの歴史 みんなのレビュー
- ロバート・クロネンバーグ (著), 牧 紀男 (訳)
- 税込価格:4,730円(43pt)
- 出版社:鹿島出版会
- 発行年月:2000.2
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紙の本
古今東西の「動く建築」について,デザイン,工法,設備,室内環境などを網羅的に分析する
2000/07/17 09:16
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
" この本のテーマは刺激的だ。日本的な概念でとらえれば最も近いのは「仮設建築」だが,英国リバプール大学建築学部の講師である著者クロネンバーグの関心は,建築物の「仮設性」よりも建築的空間が「動く」ことにある。「土地に定着」することを前提条件として「建築」をとらえる日本の常識からは,かなりはみ出した関心の持ちようだ。ただし,そのはみ出し方がハンパではないから,読みすすめながら「へえ,こういう建築の見方もあるのか」と脳内にアドレナリンが噴出する快感を覚えることができる。
ズールー族のハットやモンゴルのユート(ゲル)などテント構造の伝統的“建築""に始まり,B・フラーのジオデシックドーム,博覧会パビリオン,システム建築などの“定番""ともいえる仮設建築が続き,さらにモービルホームやキャンピングカーのバリエーション,ボートハウス,米CBN71級空母ニミッツ,果ては宇宙ステーションに至るまで,ありとあらゆる「動く家」が登場する。その多くは「居住空間」の機能とデザインを通常の住宅よりはるかに合理的に突き詰めている。土地定着の呪縛から解放されたとき,建築の可能性が大きく開かれることに気づかされる。"
(C) ブックレビュー社 2000
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