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紙の本
最前線を走ってきた編者による、ひとつの方向性の提示。
2000/07/24 18:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野村一夫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すでに80年代からそのきざしはあったものの、90年代以降におけるメディア論のフレームワークは二転三転していると言ってよい。行動科学からの離脱、歴史への遡行、そしてカルチュラル・スタディーズのインパクト。個々の論点はそれなりに受け止められても、メディアについて語るさいのフレームワークがどうにも定まらない。かつては居心地のよかったメディア論という土俵が今日とても居心地の悪い場所になっている。
本書は、その最前線を走ってきた編者による、ひとつの方向性の提示である。同人誌的な濃さと論争的な広がりが感じられる、しきり直し的研究構想の試み。カルチュラル・スタディーズの元祖ウィリアムズや大御所モーレーの翻訳も気が利いている。まだまだ続きがありそうな気配である。 (野村一夫/ソキウス)
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