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2巻目。完結編です。
夢を追いかけただけの、幽が辿り着いた答えがここにありました。
最初読んだとき、落丁!?と思って本屋に走って他の中身を確認したあの頃・・・。
切ないけど大好きです。人生の宝物ー!
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墓場まで持って行きたい本そのに。
焔の章と同上。
空歩きのエピソードがいちばんすき、あのあとの急降下を考えると。
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ある程度予想はしてたもの、すごく…もやもやした終わり方。一番救われないのは誰だろう。変わりの早さ(というよりも悲しむ描写がないところ)はああそういえば、クリスマスも楽の相方もロボットだったな、なんて思ったり。夢を見るのは、追究するのは良いけれど、真実を明かすことは必ずしも正しいのだろうか?
視点がころころ変わるのは若干ややこしかった。
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「焔の章」から続く猫の地球儀下巻
「焔の章」でも書いたがかわいい表紙から想像できないような本格SF
浪漫あり涙あり儚さあり…
胸が震える衝撃と、涙溢れる切なさと
読み終えた後の余韻が素晴らしい
イラストに騙される
と前巻では書いたが読了後から見た表紙はまるで違って見えて、涙が流れる
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猫が地球儀を目指す物語。
強くてカッコいい焔と、ヤンチャで可愛い楽。
地球儀を目指す三十七番目の幽と、三十六番目から夢を託されたクリスマス。
椎名優さんの可愛い絵柄に惑わされがちですが、泣ける切ない本格ライトSF小説です。
秋山さん最高過ぎます。
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想像以上におもしろかったです(o^-')b !
さすが秋山端人!
前巻の終わり方から一転、調子を狂わされる始まりでした。
そのあと、段々辛い展開で久々にのめり込みました。
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自分の信念を貫くとはどういうことか。真実とはなにか。幸せとはなにか。登場人物みんなが必死で生きている。とにかく涙が出る。
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主人公猫の夢の実現に向けてどんどん盛り上がっていきますが、それに伴って描かれる他猫の救われ無さが「一途に夢を追い求めること」の難しさを考えさせてくれるような気がします。
設定的には「天使」の時代の背景が徐々に(特にクリスのよく分からん発言で)明らかになっていく、ってのがなんとも堪らないところ。
ともあれ、猫好きでなくともちゃんと楽しめますよw
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泣いて笑える作品だと帯に書いてあった気がするがその通り。
第一巻の内容からさらに展開し、猫達の物語は幽の夢を中心に収束に向かう。
幽の夢がどうなったのか、焔はそしてどうなったのかはもう語られることがない。
読者が夢の続きを考えろというオープンエンディングだ。
秋山瑞人はだいたいこういう終わり方が多い。
それか未完かどっちかw
未完にならなくてよかった作品の一つ。
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世界観がとにかく素敵だった。
トルク、地球儀、大集会。中心柱のスパイラルダイブ。天使の遺したロボットに、ヒゲの電波で会話をする猫。
キャラクターもものすごく素敵だった。
それぞれが自身の意思をもって行動し、それらが世界と縒り合わさって物語になっている。
それでもって、伏線の張り方が絶妙だった。
最近はこういうものを読んでなかったのだと気づかされた。
読みながら少しずつ覚悟はできていくのだけれど、やはり寂しい。
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泣きました。
やりきれなくて切なくて、でももの凄く良い本だった!
楽ほどのヒロインにはそうそう巡り会えないと思います。最初は正直ちょっとイラッとするのだけれど、読み進めていくうちに大好きになってました。
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登場する猫たちそれぞれが強いキャラクター性を持っているので、それぞれの視点で書かれる部分のどれにも入り込みやすかったです。だからこそ、泣きそうになったり切なくなったり、はたまた色々考えながら読める本だと思います。(ハッピーエンドの話を気楽に読むのが好きな人はちょっと疲れてしまう展開あり)
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「猫の地球儀」完結編。
幽と焔の奇妙で熱い友情に胸を打たれる。ネコなのに、生半可なハードボイルドなんてものじゃない。戦闘シーンは息をつめて読んでしまうし、台詞の格好よさといったら極上だ。
そして、さまざまな思いを乗せて、幽が念願の地球に向かったその結末は…。
文庫P.264は、幽が地球にたどり着く寸前のシーンだが、これほど印象的なシーンは初めてだ。読み終わったあとも、いつまでも深く心に残る。
表紙やイラストは少女漫画のテイストだが、かなり硬質なSFであり、冒険小説である。
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気軽な気持ちで読んでほしい、猫が好きだからとか、すこしふしぎ、が味わいたいとか、兎にも角にも絵が可愛いだとか、開いて見ればあっという間にとりつかれ、最後は切なくて愛しくて胸がいっぱいになってしまう。皆が大好きになってしまう。
ほんとにいい本を書く人だなあとしみじみ思いました。人に薦めたいほんってこういうのだったりします。
ほんと、みなさん読んでみて、猫がとっても可愛いの。
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宇宙突入ごっこするシーンがとても良かった。しゃぼん玉に夢中になるシーンも。焔が、もう戦わなくてよくなるかもしれないと夢想するシーンも。
夢を追いかけるのは楽しい。…でもその裏側には往々にして誰かの苦しみがあるのかもしれない。
話の持っていき方が上手くて、悔しくはあるけど結末に納得してしまった。
このお話では、誰かの悲鳴に鈍感でいることも、ロマンのなかで酔いきってしまうことも良しとしていない。
だけどその上で、夢を追わずにいられない気持ちを描き切ってのけた。
こんなの、後はもう夢の達成を祈ることしかできないじゃんか… 。
コミカルな挿絵の可愛さのおかげで、だいぶ癒しをもらいました。