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紙の本
複眼思考の独習帳
2001/02/28 18:35
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投稿者:きく - この投稿者のレビュー一覧を見る
94〜99年の間に週間ポストに連載された時評コラム。
独特の視点または複眼的視点によって、その時代を世評していく。軸にあるものは、「逆説」。著者は現実そのものが、逆説と化している指摘する。すなわち、「精神科医やセラピストが増えるほど、精神的トラブルが増える」「人は自由になれば今度は束縛や規制やマインドコントロールさえ求め始める」などなど。
こんな、逆説な時代に対して、ありったけの視点を著者は提出してくれる。もちろん、ユーモアも忘れていない。時代を自分なりに切り開くきっかけとしてお勧めしたい。
それから、90編のコラムが収録されているが、これはコラム集としてはかなりお得なものとなっている。読み応えあり。最後に、挿し絵をひさうちみちお氏が描いているのだが、これはこれで、一こまの絵のみで見事に時代を世評している。コラム好きの人は必見です。
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