サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

現代フランスを知るための36章 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

現代フランスのあらゆる側面を知ることができる実践的フランスガイド

2000/08/21 23:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:瀬尾尚史(在パリ) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 各々がフランス留学経験を持ち、映画、音楽、美術を専門とする研究者達による、実践的フランスガイドである。
 第1部「ぼくたちのフランス体験」では、編者3人の対談であり、それぞれの留学時代の体験談が収められている。第2部「パリの暮らし」ではカフェやマルシェ、アパートの探し方といった、パリで生活するための基本的な「知恵」が記されている。第3部「パリ 芸術と文化の首都」を読めば、映画、演劇、建築、音楽といった、今も尚、時代の先端を行くフランス文化の現在を知ることができるだろう。各章は4ページ足らずなので、概略的記述に留まらざるを得ないが、それでも各人の専門分野だけに、ありきたりのフランス・ガイドとは異なる高いレベルの記述を多く含んでいる。第4部「日本とフランス」では日本人のフランス観(あるいはその逆)や、日本に居ながらにしてフランスに触れる方法が紹介されている。
 本書はフランスに興味を持つあらゆる人達に役立つものだ。これからフランスに来ようとしている人達(たとえそれが旅行であれ、留学であれ)、私の様に現在パリで生活する者、更には、フランスへ行く予定は無くともフランス文化に興味を持ち、フランス映画やフレンチ・ポップに日常的に触れている人。こうした人達のフランスへの興味を更に掻き立ててくれる。
 しかし、フランスで生活するとなれば決して楽ではない。そのための条件として、ひたすら強調されているのは「フランス語学習の必要性」だ。それ無しには有意義なフランス生活など不可能なのであり、フランス人との「闘い」を切り抜ける事などできないのだと述べられている。巻末の「外国に留学することは、日本社会への不適合に対する逃走線ではありえない」という梅本洋一氏の言葉は、私自身を始めとする多くの在仏日本人留学生やこれから留学しようとしている人達が反芻する必要があるだろう。
 本書は、様々な役立つ情報を含んだ楽しめる読み物であると同時に、フランスへの「甘い幻想」などとは無縁なフランスの「現実」を知ることができる本なのだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。