サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

ルネサンスを彩った人びと ある書籍商の残した『列伝』 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

ブルクハルトの元ネタ?

2024/03/11 12:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

何でもブルクハルトの「イタリア・ルネサンスの文化」の元ネタだそうだ。百有余人取り上げた中からの抄訳が18人なので全訳するとA5判で5冊か6冊になりそうだ。
 「読むことの歴史」の人文主義者の章はブルクハルトみたいに?この本が元ネタのようで訳された個所と対比出来るのが面白い。「読むことの歴史」には「ヴェスパシアーノ当人は書籍の歴史の中では、頑迷固陋な反動派と通常見なされている」、「けれども、このようなヴェスパシアーノ像は、書籍の世界に関する彼の発言のごく一部を取り出して描かれたものに過ぎない」とある。ヴェスパシアーノ・ダ・ビスティッチは写本を注文主に届ける写本商なので活版印刷で本を販売する出版業者に移行する端境期に活躍したように見える。アルド・マヌーティオやエラスムスは少し後の人なので、そう思える。
 ただし日本語ではカトリックは司教、正教会は主教と訳語が違うのに同じ文脈で入り混じった個所がある。こんな本を読む人には自明にしても、もう少しフィレンツェ公会議には説明をつけるべきだ。マネッティの章に「詩篇はユダヤ人たちが七十二人の注解者の翻訳と称しているもので」とあるのでヴェスパシアーノはユダヤ教徒向けに写本を販売していないのか?詩篇を七十人訳か聖ヒエロニュムスが七十人訳を元にしてラテン語に訳したガリア詩篇しか知らないらしいが、ここには注釈を入れるべきだ。ここは「ナザレのイエスをメシアと認めない不信心」のユダヤ教徒に向かってキリスト教へ「回心」させるという文脈なので必要ではないか。
 マネッティがラテン語に訳した新約聖書は印刷博物館で展示された時に見た事があるが目録によると現存の写本は3冊しか残っていないとの事。エラスムスのラテン語訳のように活版印刷で刊行されなかったので?流通しなかったのか、それともウルガタの権威には勝てなかったのか。
 奥付に「岩倉使節団とイタリア」という編著者になっている人がいるが岩倉家の当時の当主と夫人だった。浅見雅男の「公爵家の娘」で著者に「何度も貴重なお時間を頂戴した」というのは、この当主。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。