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【きっかけ】
苦しくても、もがいて生き抜け。
人生を謳歌しよう!
そんなテーマで島地勝彦さんがお勧めしていた本。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110712/277359/?P=1
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参考:「松岡正剛の千夜千冊」第769夜(2003年5月8日)
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0769.html
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読売の正力松太郎伝、後半は主に戦後の話。プロ野球を始めた話やNHKに先駆けて日本テレビの開局免許を取って、プロレスを流行らせた話はともかく、日本への原発導入の中心人物とは知らなんだ。まあ、とにかく無茶苦茶な人だったんですね。こんな人は二度と出ないだろうな。それにしても上下巻で1800枚は普通の本なら5冊分だわ。
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とても面白かった。太平洋戦争の戦前及び戦後の変化の中で新聞テレビ原子力の発展に貢献した正力さんのあゆみ。 光と影の話だ。本を通して正力さん、務台さん、柴田さんなど様々な方々の人生を追従していく中で、良いところも悪いところも含めてなるほどなぁと思うところが多々あった。
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上巻にも増して下巻も欲望ギューギュー詰めでした。それは正力松太郎の戦後の復権を目指した欲望でもあるし、正力の力を使って自分の夢を実現しようとする彼のまわりの衛星たちの欲望でもあるし、さらには敗戦後に解き放たれた大衆社会そのものの欲望でもありました。新聞とプロ野球とテレビと原子力、そして政治。一見、バラバラに思えますが、それが繋がっているのが、日本の戦後社会の権力のタペストリーなのだと思います。衛星たちと言いましたが、プロ野球の鈴木惣太郎、テレビ開始、原子力導入の柴田秀利、新聞戦争の務台光雄をはじめ、それぞれはそれぞれのビジョンを恒星のよう強い光として放っています。一方、その真ん中の正力はブラックホールのように、それぞれの光を飲み込んでいきます。科学技術振興対策特別委員会で‟核燃料”を‟ガイ燃料”と発言して失笑を買ったエピソードなどを知るにつけ、原子力の導入がどんな社会をつくるのか、とかまったく興味なかったことのでしょう。それは、構想ではなく権利があるのみでした。‟プロ野球の父”‟テレビの父”‟原子力の父”として今なお大正力として伝えられる男の欲望には未来像はなく、ただ産ませるだけ、いや産ませてもいないものであり、その空っぽさが逆に恐ろしくなりました。恒星と衛星の比喩を持ち出しましたが、本書には書かれていませんが、本当の恒星はアメリカで、正力はその衛星だったのでは?とも思いました。巣鴨時代と公職追放解除の深掘りもまだまだ光が当てられるのかもしれません。まあ、「巨怪伝」上下巻で、相当に胸やけしていますが…