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巨泉 人生の選択 みんなのレビュー

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.9

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

これからの日本人の生き方のモデル?

2001/03/14 10:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読み方によっては、壮大な自慢話になるかもしれないが出版と同時に大反響を呼びベストセラーになったのは、やはり時代か。子供がいるとどうしても教育の問題もあり巨泉のまねがすぐにできるというわけでもないが、組織に帰属して生きていくことが難しくなっている今日、財産を蓄えて独立自尊の人生を生きようと言う巨泉の主張はおおいに共感できる。そして自分を貫くために必要なのは、何をおいてもお金!みなさん、貯金して運用に励みましょう。先立つものがなければ、独立は不可能ですぞ!

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紙の本

逸脱せよ!しがらみや義理から!

2002/02/21 23:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よしたか - この投稿者のレビュー一覧を見る

 セミ・リタイアのススメ、の本だ。
 巨泉サンは、さいきん議員をリタイアしてしまった。それについては、非難の声もたくさんあるんだろうけど、この本の価値まで下がってしまうのは、とても残念だ。
 タイミングが悪いかもしれないが、今の時期だからこそ、あえて、この本をすすめてみたい。

 本書に寄ると、ハッピー・リタイアに必要なものは、
 (1)健康
 (2)パートナー
 (3)趣味
 (4)財政計画
 以上である。社会学者が言うようなことではなく、実践者が言っていることなので、とても説得力がある。

 とくに、ふつうだったら言いにくいような財産計画、つまりお金のことまではっきりと言っている。おまけにセックスについても、かなり具体的に書いてあるのだ。金やセックスがらみのことを書くと、何かと非難されたり中傷されたりするものだが、毅然として書いているのがスゴイ。
 よく、ビジネス本や自己啓発本で、むやみやたらなポジティブ・シンキングをすすめている本があるけれど、じっさいに読んでみると、早い話がシンキング=ものの考え方=精神論だったりすることがある。ただ、目立つコピーや、読みやすい文体で書いてあることが違うくらいで、書かれていることは、べつに21世紀になったからといって、なにも変わっていないようだ。
 本書は、こういうタテマエやキレイゴトしか書いていないような自己啓発本とは、一線を画している、と思う。

 巨泉サンは、欧米の友人の影響からか、徹底した、合理主義、個人主義のようだ。だから、ふつうの日本人には、なじまないんじゃないか、と思う人もいるかもしれない。けれども、そのいっぽうで、江戸主義? の元漫画家、杉浦日向子サンも、隠居して、漫画家を廃業している(現在は江戸考証家をやってらっしゃるようだ)。
 合理主義と江戸主義の二人がそろってセミ・リタイヤにたどり着いた、と考えるとおもしろい。考えてみれば、もともと日本には、「隠居」という制度? があったのだ。むしろ、長い歴史のなかでみれば、定年制度ができたのがつい最近のことである、と考えたほうがよさそうだ。セミ・リタイア、というのは、思っているよりも特別なものではないし、日本人にはなじみやすいものなのかもしれない。
 いつか、巨泉サンと杉浦サン二人の対談を聞いてみたいものだ。

 定年が視野に入った人だけじゃなくて、今の毎日が気に入らない人や、ライフスタイルについて考えてみたい人すべてにオススメだ。

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紙の本

戦後放送文化史における早稲田大学人脈

2001/05/08 18:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 セミ・リタイア後の優雅な生活や自慢話の部分ばかりに注目が集まるけれども、むしろ戦後放送文化史の貴重な証言として読むべき本である。

 1934年3月・東京下町生まれの大橋巨泉は、45年8月の敗戦を小学校6年生のときに疎開先の千葉県で迎えた。

 《今から考えればボク達の同期生は、大日本帝国が最も高揚していた紀元2600年(昭和15年、1940年)に小学校に入り、その帝国が灰燼と帰した1945年に、(当時の)義務教育を終えようとしていた、最も苛酷な運命の世代なのだ。》(p.46)

 そして高度経済成長期の各分野における文化の革新を担ったのも、ほかならぬこの世代である。ジャズに魅せられ、ジャズ評論家、ジャズ喫茶の司会者として世に出た巨泉は、やはり同じ世代の制作者集団が集まっていたテレビの世界に迎えられ、放送作家からテレビタレントに転身する。ある日、日本テレビの井原高忠に呼び出されて出かけてみると、その席にはキノ・トール、永六輔、前田武彦、中原弓彦(=小林信彦)、青島幸男ら一線級の放送作家が勢ぞろいしていて、それが『11PM』の企画会議だったのだという(この顔ぶれについては巨泉も記憶がさだかでないとことわっており、別のところでは岡田憲和や井上ひさしの名もあげている)。

 ところで、このうちすくなくとも永六輔、小林信彦、青島幸男は巨泉と同じ早稲田大学の出身である。『お笑い頭の体操』『クイズ・ダービー』のプロデューサーだったTBSの居作昌果も早大の同期生だ。当時巨泉がなにかにつけて「早稲田大学中退」を売り物にしていたのを覚えているが、彼にいわせればタモリも久米宏も筑紫哲也も早大の後輩であって、大橋巨泉の人的ネットワークに早稲田大学人脈の占める比重は非常に大きい。

 さてもう一人、いまは亡き寺山修司も、大橋巨泉の早稲田大学における後輩だった。巨泉が4年生で俳句研究会の幹事をしていたころ、新入部員の歓迎句会に青森から上京したばかりの寺山が現れた。

 そのとき寺山が詠んだこの句——

  黒人霊歌桶にぽっかりもみ殻浮き

に、当時すでにジャズ評論家として売り出していた巨泉がかみついた。「寺山君、君はどれ程黒人霊歌について知っていますか? 例えばこの句ではどんな曲をイメージしたのですか?」(p.57)。

 それに対して、寺山はこう質問を返した。「それではうかがいますが、大橋さんは東北のうす暗い厨房について、どのくらいご存知なのですか?」(同)。これは江戸っ子巨泉の弱点に、みごとにはまったようだ。そもそも「巨泉」の名は高校時代に自分でつけた俳号だったが、寺山の才能に圧倒されて俳句への情熱がしぼみ、大学中退後はまったく句作をやめてしまったと書いてある。

 それでも万年筆のCMで有名な「ハッパふみふみ」は俳句の才能とジャズのアドリブの融合で、この「ポップ短歌」は岡井隆編著『現代百人一首』(朝日新聞社、1996年)にも収録されているらしい(知らなかった)。

 各種の社会調査が明らかにしているところによれば、一般に高学歴の人ほど平均して知人・友人の数が多い。むろん学校とは同年齢集団の接触機会を提供し交際を促進する場であるのだからして、教育年数が長ければ長いほど知人・友人の数が増えていくのは道理である。しかし高学歴者のパーソナル・ネットワークにみられる特徴は、たんに直接の知人・友人数が多いということばかりではなくて、社会の各分野にエリートとして進出した同窓生を、職業生活においても私生活においても有力な人的資源として動員活用できる点にある。学歴格差の社会学的意味は、そういうところにもあるのだ。
【たけのこ雑記帖】

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紙の本

だれもがこういう余生を送りたい、しかし…

2001/03/28 22:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 だれもがこういう余生(リタイアード・ライフ)を送りたい。しかし誰にもできることではない。頭を使ってカネを儲けろ、でないとこんな余生は送れないよ、というのが本書の隠されたホンネ。だが、そうはハッキリと言わないのが巨泉の賢いところ。でもこういう暮らしをしたいよねえ。ではまず本書を読みなさい。

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紙の本

自慢話を聞くのも悪くないが

2001/12/15 13:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ダメ太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 巨泉氏の半生記+優雅なリタイア生活のためのハウトゥー本である。大半は著者自身の自慢話であるが、著者の知られざる一面を垣間見ることができる。そして、本書を読めば筆者の成功の理由がわかる。それは人脈である。著者はその人柄ゆえ豊富な人脈を作り上げ成功を収めたのだ。人の人生においていかにまわりの人間というものが大きな役割を果たすかということを再認識させられる。しかし、著者が類まれなる強運の持ち主であることも事実だ。そんな人の勧める優雅なリタイア生活が私たち小市民の参考になるかどうか……。

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2011/02/03 22:25

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2012/07/13 21:51

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2013/08/29 02:49

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2013/12/10 08:36

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