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オスマン帝国解体の歴史からみる国民国家論。高校のときに読んだきりだけど、そろそろまた読み返してみたい。
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[ 内容 ]
さまざまな民族・言語・宗教が複雑に入りくんでせめぎあう地域に成立したオスマン帝国は、イスラム世界の伝統の下で、多種多様な人々を包み込みながら六世紀以上にわたって存続したが、近代西欧の影響を受けつつ解体した。
現代のバルカン・中東で激発する民族紛争の源流であるオスマン帝国解体の過程を克明に描き、現代政治にも連なる問題を解き明かす。
[ 目次 ]
第1部 民族国家と文化世界(一つの世界の誕生以前―諸文化世界の併存していた頃;民族国家への憧れ;「西洋の衝撃」としてのネイション・ステイト)
第2部 文化世界としてのイスラム世界(文化世界としてのイスラム世界の構造;イスラム世界秩序;アイデンティティ・統合・共存)
第3部 オスマン帝国の場合(イスラム的世界帝国としてのオスマン帝国;「パクス・オトマニカ」の構造;「西洋の衝撃」とナショナリズム ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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これも積読の古本、とは言え買ったのはそんな前やなかったはず。
タイトルの割に前半は「国家とは、民族とは、イスラムとは」みたいな話、次1/4が「オスマン帝国とは」ラスト1/4でやっとオスマン帝国の解体の話。個人的にはギボンみたくスレイマン以降のオスマン帝国後退の概説かギリシア独立戦争以降の細かめの歴史が読めるかと思ったので個人的には期待外れ感。まぁイスラム、オスマンに関わるところは知らん話もあっておもしろいんやけどね。