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帯に「東京・井の頭公園死体遺棄事件!被害者の実父の切なる述懐!!」とあったので、あの井の頭公園バラバラ殺人事件だよなーと思って興味津々で借りたのに、正直全然読めなくて斜め読み。ご本人も危惧してる通り、やっぱ素人なのですごく文章が下手。とはいえ、大学の先生だったみたいだし、こうやって1冊にまとめられたんだからそんなに下手ではないんだろうけど。でもやっぱプロのライターではないからね。斜め読みとはいえ、本当に残された家族は気の毒だと思う。遺体発見の3日後に名古屋空港で264人の死者が出る飛行機墜落事故が起きたり、11ヶ月後にはオウムの地下鉄サリン事件が起きて捜査1課のメンバーはそっちにいっちゃったりで、捜査不十分のまま時効になったみたいだ。しかし、事件の1年以内にこんな本を出せるのも珍しいよね。書いたお父さんは事件の3年後に亡くなってしまったみたいだけど。今回改めてネットで事件のことを読んだけど、つくづく不思議な事件だ。どうして同じサイズにバラバラにしたのか。血が抜いてあったのか。頭とか胴体はどこにいったのか。やっぱ宗教チックだよな。1994年の事件だから、もう20年前か。もう解決することはないのかな。そして、こういう今も謎な事件がたくさんあるんだよなぁ。しかし、自分の家族がこんな殺され方をしたら、やってらんないよなぁ。題名はどういう意味なんだろう。