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紙の本

動物たちと一緒に遊べたら楽しいね。

2000/12/02 12:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 初版が1963年 親子二代で読まれている方も多いのではないでしょうか?

 「ぼく」が森へ散歩へ行くと、ライオンに、ゾウに、クマに…と沢山の動物たちに会います。
そして、皆 身支度を整えて ぼくの散歩に続きます。
黒のコンテで描かれた うっそうとした森の中の散歩です。
でも、この絵本が色彩豊かに描かれていたら、ちょっとイメージが狂ってしまいそうです。
白黒絵本だからこそ、子どもたちの空想を 益々引き立てている様な気がします。

 動物たちと一緒にした「ハンカチ落とし」や「ロンドン橋落ちた」
アメリカの子どもも日本の子どもも同じです。遊びには国境はないんですね。

 しかし、暗くなって、迎えにきてくれたお父さんには 動物達は見えません。
でも、お父さんはこう答えてくれました。「また今度まで待っててくれるよ。」
お父さんも子どもの頃には、動物たちと遊んだのかもしれません。
「動物なんていないよ。」と否定しないお父さんは 素敵なお父さんです。

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紙の本

もりのなかは、幼な子の世界。みんなの心のふるさと。どうぶつたちと一緒にさんぽしよう。

2000/10/27 12:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:落合美知子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この絵本には、幼児の心の世界がみごとに表わされています。どうぶつたちと散歩する主人公のぼくは、だれもが通り過ぎてきた懐かしい幼い頃の姿なのかもしれません。

 色彩のない(黒のコンテで描かれた)絵が、森の神秘さや清んだ空気を漂わせていて、本を開くと清々しい気分になります。よく、こんな地味な絵本は、子どもが喜ばないだろうと言って、読んでやらない方がいますが、お門違いです。白黒で描かれているからこそ、森やライオン、ぞう、くまなどの動物たちに、自己同一感が働き、想像力がふくらむのです。

 まず「ぼくは、かみの ぼうしを かぶり、あたらしい らっぱを もって、」と読みはじめると、2〜3才の子どもから、なにが起こるのだろうと好奇心と期待に満ちた眼差しになり、次のページを繰って「もりへ、さんぽに でかけました。」で心が動き出すのです。ぼくのさんぽについてくる動物たちの様子は、ユーモラスで、個性的です。行列を作ってすすんでいくと、カンガルーのたいこ、こうのとりのくちばしの音、ぼくのラッパや動物たちの声まで楽しく聞こえてくるようです。
 遊びが展開しておしまいに、かくれんぼをすると、ぼくが鬼になります。「もういいかい」といって、目をあけた時には、ぼくをさがしに来たお父さんがいました。お父さんには動物たちの姿が見えませんが、「きっと、またこんどまで まっててくれるよ」というのです。大人になると見えなくなる世界があることをわかっているお父さん。わたしは、絵本を開くたびにこのお父さんのようでありたいと思い、読んでいるうちに記憶の底にある懐かしいところへ帰っていくのです。そして、子どもたちと向き合う時の原点になっています。

 この絵本は、森の中で子供時代をしあわせに過ごした作者(エッツさん)が、夫の死で辛い経験をしたあとに、うまれたものです。「もりのなか」でたっぷりあそんだ(読んでもらった)子どもたちもエッツさんのように心のバランスをとっていくことでしょう。

 この続きに「またもりへ」という絵本があります。ぼくが、ふたたび森に行き、動物たちの仲間に加わって、無心に笑います。動物たちにも大人にも出来ないことです。2冊とも幼い時のしあわせな時が、心地よいことばと清楚な美しい絵によって描かれていて、これからも静かに心に浸透し続けることでしょう。

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