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わたしがこどもの頃 祖母が買って読んでくれた絵本です。
こどもながらに ひさ が可哀想だと思いながらも
ひさのような人が 本当の優しさをもった人なんだ・・
ということを感じました。
それから、ひさのような人になりたいと思ったのでした。
斎藤隆介さんの作品があまりにも可哀想で、ちひろさんははじめは
この作品を引き受けられなかったと読みました。
貴重な1冊かなあと思います。
今でも書庫にあり、子どもたちに読んでおります。
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良い…良い話、なのかな。。。
ひさは良い子だ。
でも死んじゃだめだ。
昔語りの童話って、時にとてもむつかしい。
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おとなしい女の子ひさの話
自分では何も言わないけど
犬に襲われた赤ちゃんを助けたり
川に落ちた男の子を助けたり・・
絵がきれいで泣けました
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岩崎ちひろさんの絵に魅せられて読みました・・悲しいお話でした。絵だけのページが、深い悲しみを誘います。
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背筋がぴーんと伸びて、そらを見つめた。
あまりにも短かったひさの人生。
しかし、だからこそ、生きるって何?と深く心を揺さぶり、みなの星となったひさ。
私は、ひさのような人を知っている。
私は、ひさのような人になりたい。
誰かの命の灯火を燃やせるなら、我が身を喜んで捧げよう。
もちろん無理にとは言いません。
あなたが受け入れてくれるなら、の話しです。
それまでは、こつこつ毎日を生きようと思います。
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他人のために自分をだまって犠牲にするひさのやさいい心に感動です。いわさきちひろさんの絵がまたひさのやさしい心とベストマッチです。
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今やってる岩崎ちひろ展に行きたいなぁて思ってたところに目にとびこんできたので手にとりました。
じぶんよりもか弱いものを守る、しずかな少女 ひさ。
最期は溺れているこどもを助けて‥。
彼女の死後、東の空にうかぶ、黙って輝くやさしい星をみんな「ひさの星」とよぶようになった。
しずかに強い、たおやかな優しさ。
ちひろさんの淋しくて優しい水彩がとてもマッチしていて、素敵な絵本でした。
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いつから家にあったのかわからない本。
見つけて初めて読んだのは小学校高学年になってからだったと思います。
ひさの真っ直ぐな優しさに衝撃を受けました。
いわさきさんの絵がとても雰囲気に合っていて好きです。
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子供の頃、母に「ひさのような子になって欲しい」といわれていたのを思い出す。
いわさきちひろの淡い色合いにだまされるけれど、なかなかに厳しいお話で、大人になって読み返してみると「ひさは幸せだったんだろうか」と考えてしまう。
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秋田の北のはずれ、鹿角というところに、“ひさ”という年は十か十一だかの、無口な女の子がいた。
犬に襲われた赤ん坊を助けて自分が傷を負っても、誰にも、なにも言わない。そんな女の子だった。
ある夏の大雨がやっとあがった朝、水かさが増した釜底川の川っぷちで、政吉がワァワァ泣いていた。
大人たちが何があったのか訊ねても三つの政吉はただ、「ひさが、ひさが!」というばかりで――。
決して他人を押しのけることなく、ただ黙々と自分より小さなものを身を挺して守り、それを誰にも言わず、誤解されることを恐れないひさの優しさと強さ。
淡々として短いお話ですが、短いからこそ忘れられない物語です。
斎藤隆介先生の童話は出版当初「自己犠牲を強いる内容」として賛否両論あったそうです。
自己犠牲なんて、強いたり強いられたりできるような精神ではないと思うのですが。それに、物語は多くの事を教えてくれますが、何を学ぶかは読み手の問題で、物語はあくまでも純粋に物語でしかないものです。
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この本は小さいときからよく読んでいた気がします。最後にひさが亡くなってしまうので、本当なら何度も読みたくなるような本ではないのかも知れませんが、岩崎ちひろさんの絵が素晴らしくて、そういうことを感じさせなかったように思います。
久しぶりに読んでみて、自分が小さいとき、どこまでこの本の内容が分かっていたのか分かりませんが、でも多分あの頃の私は、ひさのような人になりたいと思っていたのだと感じました。
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ひさちゃん……(涙)
斎藤隆介先生の絵本はやはり胸に来るな……
そして岩崎ちひろ先生の絵は……いいなあ……
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誰に対しても優しい少女「ひさ」の話。
たとえ自分が傷ついても、他人を守り助けようとする。
自身の命をかけても隣人を守った「ひさ」は、星となる。
岩崎ちひろさんの絵がとても素敵で、絵本の世界観とマッチしている。
ストーリーが短く、「ひさ」が幸せだった部分の描写がまったくないので、終わり方を含めて全体的に暗い印象。
感動系と言えば感動系。
秋田訛のある文章が地の文なので、内容以前に読み聞かせることが難しそう。
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そっと人に寄り添って、そっと命を終えていく。
とても優しくて悲しい絵本。
でもこんな風にそっと寄り添える人になりたいと思う。
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[台東区図書館]
リサイクル本コーナーで。
ひと目で岩崎ちひろとわかる表紙絵の大判本。筆者はモチモチの木で有名な斎藤隆介。言わずと知れた有名な本で、その存在も題名も表紙絵も知ってはいたけれど、実は読んだ記憶がなかった。そしてその記憶は正しく、読んでみたら初めてだった。
主人公自身は全く出てこないまま、何ともやりきれない思いになるお話。どうしても滝平二郎の挿絵イメージとセットで思い浮かべることが多い筆者だが、この本では岩崎ちひろの絵が主役のように、ぴたりとイメージがはまる。筆者が後書きで「自分の命を捨てても守らなければならない!と声高く叫ぶことなく、黙ってその道を歩いてゆく人(一部改変)」を「ほんとうの強さのシンとなる星のしずくのようなやさしさを、岩崎ちひろさんはひさの姿を通して見事に描いて下さいました」と称するように、筆者の思いそのままを具現化した挿絵との協作は圧巻だ。
筆者たちの名前を正しく書くために検索していて、斎藤隆介のモチモチの木や花さき山などは、この本と同じ岩崎書店の"創作絵本"という同一シリーズであったことを今更ながらに認識した。凝り固まった"日本らしさ"に固執している、と揶揄する人もいるかもしれないが、やはりこのシリーズのような、"日本の昔話らしい絵本"というのは名著だと思う。廃れず、しっかりと残して引き継いでいきたい。