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奇跡の金炎鳥ライラレンを呼ぶシーンが幻想的なファンタジーです。邦題ではコーリングとなりましたが、彼女が呼んでいたのは本当はなんだったのか、伝説のタペストリーの中に探してみて下さい。
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ハヤカワ・ファンタジーは、1桁台から2桁台の、比較的古いジュブナイル作品が大好き。なかなか手に入りにくくなっているものも多いのですが、書店に入るたびに探して、持っていないのがあると買っています。最近あんまり読んでないけど、やっぱりファンタジーは大好き。
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読み始めてから読み終えるまですっかりエルドウォルドの世界にはまりました。マキリップの作品はどれも確固とした世界観があるので、それに躊躇することなく入り込める人なら充分楽しめる本です。
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原作小説は全一巻。伝説に息づく屈強な獣たちを、強力な“マインド”(心の力)で操る魔女サイベル。王の子である赤ん坊を預かったことから、母方の血族に関わる者たちに翻弄され、人と交流を深めていくですが……。魔法とシンボルに満ちた光と闇の物語。
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最近お気に入りのマキリップ。
恐るべき魔術師の血を引いて生まれた孤独な女サイベルの物語。
その生まれの特異さ、矜持の高さ故にサイベルは何度も絶望を味わう。
個人的にサイベルは痛々し過ぎて見てられなので、古い知識と恐ろしい力を持った魔術師に魅力を感じた。
多分、幻獣マニアにはたまらない一冊。
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真の名を呼ぶことで、相手を支配する女魔術師サイベル。彼女の目下の望みは美しい白い鳥、ライラレンを手にいれること。それなのに呼ばれもせずにやってきた訪問者は、彼女に赤ん坊を押し付けてくる。ロマンティックな物語です。一歩間違えばハーレクインに陥ってるでしょう。そうならないのは、サイベルの自我の強さ故でしょうか。白い鳥を求め続けるサイベルは、また自分自身を求めていたのかもしれません。
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古い歴史画のような物語。偉大なる魔術師の孫娘が求めたものとは?復讐とは?愛とは?
派手さはないですが、お勧めです。
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やっと手に入れた。古本市場でお取り寄せ。わたしのHNのもとでもあるこの本。岡野玲子の漫画ではよんだものの、原作は持っていなかった。やっと読める。うれひー
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なんでかわからないですが、読んだ後に妙に感動しました。「コーリング」という題名で漫画化もされてます。
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2006年10月8日(日)読了。坂崎千春さんの「片想いさん・恋と本とごはんのABC」に紹介されていました。
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タイトルがおどろおどろしかったので、そんなような内容を想像していたのだけど、叡智を備えた動物たちと静かに暮らす女性の話でした。
岡野玲子によるまんがも秀逸。
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「影のオンブリア」を読んだとき、何人かの方からこの本の事を聞いて、是非読んでみたいと思っていました
象牙色の髪と黒い目を持つサイベルは、想像を絶する4匹の獣を心の声で呼び寄せて、ひとりエルド山の上に住んでいた。白鳥、ライラレンを呼びながら。ある日、彼女の元に一人の赤子を連れた騎士が訪れる。自分の甥でありエルドウォルド国の王子のタムローンを育て、愛するようになったサイベルの前に、12年後再び騎士コーレンが現れ、出生をタムローンに告げた。王位継承争いに巻き込まれ、コーレンに心引かれ、タムローンの父王にもゆらめくサイベル・・・
静謐な中に香気揺らめく素晴らしい作品でした。
心の声で呼びかけ引き寄せ、名を呼んで従わせるサイベル(十二国記やゲド戦記に同様の設定がありますね)は、自分の自由を奪おうとしたものを許しません。例えそれが愛しいタムローンを傷つけることになろうとも、復讐のためにコーレンへの愛さえ犠牲にする。書いてしまうといかにもおどろおどろしげですが、読んでいると、美しい絵を眺めているようなそんな心持になります。
コーレンのサイベルへの一途な愛は、サイベルの辛いとき苦しいとき、彼を彼女の元へと導き、最後まで涸れる事はなかった・・・。
それから、悲しい王がいます。愛を裏切られ、たった一人残された息子を愛しながら、それでも彼は人を信じきれない。なんと言う痛ましさ・・・・
そして、幻のような4匹の獣たち!サイベルに従わされているようでありながら、美しい伝説と共に生き、不思議な賢者めいた言葉を紡ぎだすのです。控えめに、しかし強い存在感を持って。
何もかも、魅力的なものがたりです・・・
ここに紡ぎだされた物語世界の美しさを語るのは、とっても難しい。
是非、読んで、感じて欲しい物語でした。
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2008.01.30. すごい。「ゲド戦記」以来、久しぶりに出合ったものすごく骨太なファンタジー小説。想像を超えたところにいる幻想的な動物たちや、サイベルの美しさにもとても惹かれる。けれど、自然の中で暮らしていたサイベルが人間の世に降りてきて、愛と同時に憎しみを知ってしまうのが悲しくもあるけれど、彼女の厚みを増している。復讐のために、どこまでも残酷になれるかと思いきや、弱い一面ももちろん持っていて切ない。ラストまで、どうなることかハラハラしっぱなしだった。彼女がパートナーに選んだコーレンを、私はどうも好きになれない。愛の台詞が嘘寒いぞ。。。
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昭和54年に刊行が始まったハヤカワFTの栄えある第一弾。二十冊くらいがまとまって中学に通う通学路の本屋の棚にあった。1から順に買っていくことになったのは、最初の一冊がとても素晴しかったから。名を呼ぶことによって存在そのものを捉える、というファンタジーに頻出する形を最初に読んだのもこれ。隠された名前という在りようはファンタジーそのもの。女性が主人公のFTモノ、自尊心と、自立と、愛情と、を最初の一冊に選んだラインナップや良し。
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前々からずーっと読んでみたかった、ファンタジーの名作。
1ページ目から、引き込まれました。
魔術師の黒い眼が振り返った所から、ゾクっと世界に入りこんで。
電車乗り過ごしましたとも(笑)
世界観というよりも、一人の女性の内面の愛憎、かな。
面白かったです。